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2017年9月9日土曜日

7月2日(日)第2回障害児者のきょうだいセミナー@大阪の報告

729日(土)に、実行委員会のメンバーで事後検討会を行ないました。
そちらの内容も踏まえて、ご報告させて頂きます。


●事前申込者(81名)の概況


セミナー当日は、74名+当日申込者5名、計79名の参加がありました。

当日申込者5名の内訳は、
大阪2名・東京2名・京都1名、男1名・女4名、2060代各1名、姉1名・母親2名・父親1名・そのほか1名でした。

多くの皆さまにご参加頂き、ありがとうございました!!


●当日のタイムスケジュール




●第1部 講演会



当会の松本より、きょうだいの共通性と多様性、親ときょうだいの違い、きょうだい会の役割等について、お話させて頂きました。


●情報提供

当日はスペシャルゲストとして、日本相続知財センター京都支部理事の鎌田諭さまにお越し頂き、『親心の記録』についてご説明頂きました。


●第2部 分散会


分散会は、1グループ813名の規模で行われました。

以下の内容は、実行委員会メンバーのOさんが、『つくし』(全国きょうだいの会会報誌)の原稿としてまとめて下さった文章から、一部引用させて頂きます。


◆きょうだい会のつくり方

実際にきょうだい会を運営している実行委員会のメンバーがグループに入り、きょうだいの会の活動紹介や関わってきたきょうだいの会の歴史の話をしました。グループの参加者のなかには、中国地方できょうだいの会をつくりたい、という方もいらっしゃいました。これから、きょうだいの会の輪が少しずつ広がると良いなと思います。
 
◆成年後見・福祉制度

制度に詳しいメンバーがグループに入り、成年後見・福祉制度の話から、制度を使うことのメリット・デメリットについて話しました。制度を使っているから大丈夫、というわけではなく、まだまだ整備ができていない制度があるという話もしました。

◆支援者からの想い

きょうだい・親という立場であり、支援者でもあるという方が多く参加されていました。自分がきょうだいという立場であるから、仕事で障害者と関わったときに思い入れが強くなってしまい、しんどくなってしまったという方や、自分の経験が仕事に活かせてよかったという方など様々な声を聞くことができました。

2030代のきょうだいの想い
(希望人数が多かったため、3グループに分かれました)

2030代の若いきょうだいが多く参加し、明るい雰囲気で、和気あいあいと自分たちの経験を語り合いました。2030代のきょうだいの恋愛事情やカミングアウトに悩んでいるという声もありました。

◆親との向き合い方・親からの想い

きょうだいの立場が多く参加されました。グループでは話をして、親と障害のあるきょうだいについて話し合おうと思えた、という方や、きょうだいに関する悩みは同世代にも親にも話せなかったと、今まで抱え込んでいた思いを吐き出されていた方など様々な方がいらっしゃいました。

◆親亡き後の生活の場

親・きょうだいの立場で、障害者の最期の生活の場をどうすればようのだろうか、と不安を持っている方、現在、父の会をつくって妻の負担を減らしたいと思い、頑張っていらっしゃる方など様々な方が参加されていました。将来、きょうだいや障害者本人が困らないように、本人が、親がいなくてもできることを身に付けていってほしい、という声もありました。




●アフタートーク(居酒屋交流会)

約40名の方にご参加頂き、盛り上がりました。


***

来年、第3回セミナーも開催予定です。
皆様のご参加を心よりお待ちしています!


※セミナー終了後、アンケートにも多くの皆様にご協力頂きました。
ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

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