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2018年11月17日土曜日

11月10日(土)しろくま会(20~30代のきょうだい会)カフェの報告

参加者の構成(計10名)
性別:男性1名、女性9
年代:206名(うち学生4名)、303名、401
居住:京都6名、兵庫・滋賀・三重・石川各1
参加回数:初めて4名、2回以上6


今回は、TOILO×TANITA CAFE(トイロ×タニタ カフェ)京都店を利用させて頂きました。



1つのテーブルに5名、2つのテーブルに分かれました。
1時間毎に2回席替えし、計3時間ほど、お話ししました。

最初は、大学4回生4名+運営1名と、お姉様方のグループに分かれました。
大学生のバックグラウンドが福祉・教育・心理・社会学とばらばらだったのですが、それぞれ「きょうだい」をテーマとした卒論に取り組んでおられました。
着目する時期(小学生、中学・高校生、進路選択の時期etc.)、その切り口も様々で、興味深く聴かせて頂きました。

おひとりは、以下の記事の学生さんです。

小学校の先生ができる「きょうだい支援」とは?


席替えを行うと、出てくる話題も変わっていきます。

両親が障害のある子どもに対して注ぐ愛情やその行動について、自分(きょうだい)にも同じ振る舞いをするように求めてきたが、それが自分に対してなされることはなかった、自分も同じ子どものはずなのに・・・という思いを、具体的なエピソードを交えて語って下さった方もおられました。

結婚式の準備や当日の段取りの中で苦労した話などについて、既婚者どうしで盛り上がりました。「障害者家族」と「結婚式」が結びつくと、その場を過度に感動的な流れに持っていかれそうになる場合もあり、とても面倒くさかったのですよね・・・。両親への手紙で苦労された方もおられました。

「褒められることが苦手」と話すきょうだいもいる一方で、「積極的に褒められたい」と話すきょうだいもいました。

同じテーブル内に、障害のある兄弟姉妹だけが嫌いな方、親だけが嫌いな方、両方とも嫌いな方がおられた場面がありました。
それぞれのお話をお聞きすると、そりゃそうなるよね、というエピソードが背景にあります。

「家族が嫌い」って、公にはまだまだ話しづらいこと。
他の場では少し共有しにくい話題を、きょうだい会では共有できるような場づくりを行うことも、会の役割のひとつだなと改めて感じました。
(「家族が好き」という気持ちを共有することを否定しているものではありません。)


以下、参加者の方に書いて頂いた感想です。


【初めて参加された方】

●結婚の話など、自分より年上の方のお話は、自分がこれから経験したり悩んだりすることなのかなぁと思ってとても参考になりました。

●初めての参加でしたが、自分と同じ「きょうだい」の立場の方々とたくさんお話させて頂けて、すごく楽しかったですし、今まで「きょうだい」の方々とお話したこともなかったので嬉しかったです。
今日お話しさせて頂いている中で、何かをするにしても自身のきょうだいの存在がチラついてしまうというお話しが私自身も非常に共感できましたし、印象に残りました。

●自分の居場所を見つけた気持ちになりました。
自分は「きょうだい」でいいんだ。と思えました。
同じ境遇、同じ思いをまさか、人の言葉から聞くともこの歳まで思いもよりませんでした。
また参加させていただきたいと思います。
ありがとうございました。

●私は、きょうだい当事者ではなく、正直私がお話をきかせていただくことが、きょうだいの皆さんを嫌な気持ちにさせてしまうのではという気持ちがありました。
しかし、参加させていただき、"こういうふうに接して欲しかった""こんな気持ちがあった"というお話をきき、当事者ではない自分だからこそできることや、変えられるものがあるのではないかと感じました。
教師としてできることや、1人の社会人としてできることを改めて考えました。
たくさんお話が聞けて楽しかったです。


【参加回数が2回目以降の方】

2回目の参加でしたが、前回とはまったく異なったお話を聞け、大変勉強になりました。
次回以降も是非参加させていただきたいです。

●学生の方が多かったので、きょうだいについて学生のうちから勉強、行動している方がいるんだと頼もしく感じました。自分もできることを考えて何かできるといいなと思います。

●やはり、共感することが多かったし、安心感があります。
同じ仲間!って感じです。
涙が出るくらい同じ気持ちを持ってる人がいるんだと知って嬉しかったです。
自分も、きょうだい児さんを影ながら支えられるよう努力します!
(みなさんとは形が違うと思いますが…)
またおしゃべりさせてくださーい!!

●久々に参加させていただきました。
自分と同じ環境の方がおられたと言う事がプラスになりました。
自分の話に共感いただけたと言う事は、とても嬉しく思いました。
もっと「きょうだい」の事を知ってもらいたいです。
また参加させていただきたいと思います。

●思いを言葉にできる場所の大事さを改めて実感しました。
またやりたいです。
みなさんの話をきいて、はげまされます。
ありがとうございました。

***

語られる話題は、その時の参加メンバーによって異なります。
お時間のある時に、過去のブログもご覧頂けますと幸いです。



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京都きょうだい会・しろくま会 今後の予定

2019112() 京都きょうだい会 新年会
2019223日(土)第5回 全国手をつなぐ育成会連合会全国大会京都大会
 (関係者が講演者・シンポジストとして登壇)
201939() 京都きょうだい会 例会
201942021日(土日)全国きょうだいの会全国総会@大阪
 (関係者が地元実行委員会に参加)

詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。
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