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2016年4月17日日曜日

京都きょうだい会 2015年度の活動報告

京都きょうだい会の副代表の方が全国きょうだいの会の会報誌「つくし」に寄稿された、2015年度の活動報告の文章を紹介します(一部、内容を編集しています)。

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 京都では、2ケ月に1回、奇数月の第二土曜に市内にある喫茶店の会議室で例会を持ち、また不定期で若い世代のきょうだいだけで集まるカフェ(「しろくま会」と名付けています)を開いています。そして、全国総会や大阪・神戸・伊丹・尼崎・姫路などで行われている例会に、行けるメンバーで可能なかぎり参加するようにしています。例会には、各きょうだい会のホームページや各地のきょうだい会で得られた情報を通じて顔を出して下さる方も多く、ネットワークがつくづく大事であると思っています。


 そして毎年9月には、一泊交流会も定例化して実施しています。会場は、京都府丹波にある宿泊施設「でてこいランド」で、「きょうだい体験を語り合う場」として、泊りがけでゆったり話せる機会となっており、毎年全国からの参加者があります。今年度も関西だけでなく、群馬・東京・神奈川・静岡・富山・愛知・岡山から21人の方々が集いました。初日は自己紹介から始まり、夜更けまでのフリートーキングで過ごし、翌日の午前は「20年前と今」をテーマにした小グループごとの語りの時間を持ちました。このテーマはそれぞれ自分を振り返れる良いひきがねになったようで、好評でした。聞く側としても、生活歴をふまえた自己紹介を聞くことが出来、一歩深くその人のことが理解出来たように思いました。

 また、思いがけず講師派遣の依頼も入り、地元の育成会と育成会が運営されている施設から2度にわたり、講師として呼ばれる機会がありました。親の方々にきょうだいのホンネや課題を伝えることの難しさを改めて感じましたが、多くの人にきょうだいの課題を伝えて行くことは、会の活動の一つとしてとても重要なことだと思っています。

 広報は、ホームページ(京都きょうだい会でアクセス出来ます)や随時のメールでの事務局だより、年2回発行のたよりなどで発信しています。今年度の例会はこれまでにも増して初参加者が多く、参加者も全体にふくらみ、狭い会場が一杯になることが続きました。語られる内容も、これまで心の奥底にしまっていたものがあふれ出て来るといった内容が多く、参加者の心が揺り動かされる場面が多くありました。スタッフとしても、進行にとまどいながらも手応えを強く感じました。長い年月、会を続けて来て今ようやく、きょうだいのことをホンネで語り合える、会らしい会になって来たなという実感がわいて来ました。

 来年度もこの流れを大事にしながら、全国総会で言われていた、「会の消費者でとどまることなく会の生産者として、そして社会の生産者として」の活動を意識し、会に寄せられる期待に少しでも応えて行けるような工夫をして行ければと思っています。

59日@喫茶みどり

例会15名参加 初参加者5名
自己紹介・フリートーク、全国総会報告

711日@喫茶みどり
例会11名参加 初参加者4
自己紹介・フリートーク

95日@喫茶みどり
例会9名参加 初参加者1
自己紹介・フリートーク、出てこいランド打ち合わせ

91213日@京都でてこいランド
出てこいランド一泊交流会21名参加
群馬・東京・神奈川・静岡・富山・愛知・京都・奈良・兵庫・岡山から
~「20年前と今」をテーマにして体験や思いを語る~

1114日@喫茶みどり
例会11名参加 初参加者2
自己紹介・フリートーク、出てこいランドの報告

19日@たぬき(居酒屋)新年会
15名参加
ふぐ鍋を囲んで

312日@喫茶みどり
例会12名参加 初参加者3
自己紹介・フリートーク

319日@喫茶みどり
スタッフ会議