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2016年11月14日月曜日

11月12日(土)京都きょうだい会例会の報告

参加者の構成(計12名)
性別:男性6名、女性6
年代:202名(うち学生1名)、303名、403名、501名、603
居住:京都8名、兵庫・滋賀・奈良・石川 各1
参加回数:初めて1名、2回以上11



きょうだいの方を中心に、義理のきょうだい(パートナーがきょうだいの立場)の方も参加されていました。


前回の例会の感想用紙に、「1人ずつある程度の時間話してもらうのも良いかも」というご意見を書いて下さった方がいました。
(詳細は、910日の例会報告をご参照ください)

10月の運営スタッフミーティングの際に検討した結果、最初の自己紹介の時に、例会に参加した目的と、近況を自身が話したい分だけ話してもらうこと(話は長くても短くてもOK)にしました。
参加者の目的を最初に共有することで、参加者同士の情報交換もスムーズに行うことができると考えたからです。
また、近況を自身が話したい分だけ話してもらうことで、「今日はたくさん話を聞いてもらいたい!」「一人一人の話を聞きたい!」という方のニーズにも応えることができますし、「今日はそんなに話したくない気分なんだけど…(でも参加者の話は聞きたい)」という方は簡単な自己紹介のみで済ませていただくことができます。


今回は、参加者の自己紹介の中で、

「兄弟姉妹の障害年金だけで生活は成り立つのか?きょうだいが経済的負担をするケースがあるとしたらどのような場合か?」
「障害のある兄弟姉妹の一人暮らしを実現するために、家族ができることとは?」
「きょうだい含む家族が必要な情報を得ることができる仕組みを作りたい!」

といった疑問や意見が出たことから、参加者の体験から得た知識や法制度について共有する時間が中心となりました。




例会終了後、8名で、新年会会場の下見も兼ねて「いろはかるた本店」へ。

運営陣から参加者の方に、全国組織としてのきょうだい会に対する思いや、普段の例会の感想などもお伺いすることができ、充実した集まりとなりました。



以下、例会終了直後に参加者の方に書いて頂いた感想です。


≪初めて参加された方≫

●今回初めて参加させていただきましたが、具体的なお話が聞けて、私自身とても勉強になりました。
まだまだ勉強不足で、私がどういう意志を持っているのか、ということを明確にしていかないといけないなと感じました。
今日はありがとうございました。また参加させていただきたいと思います。


2回以上参加されている方≫

●福祉制度や法制度についての情報が、きょうだいを含め、本当に支援を必要とする家族に、正しく適時に伝わっていない、あるいは情報にアクセスする機会がなかなか見つからないという社会的課題に改めて気付かされました。それを解消する仕組みづくりに自らが関わっていきたいと思いを強めることができました。
今日はありがとうございました。

●皆さん色々勉強されていて自分は知識不足だなと感じました。役所関係は縦割の話になって、本当に欲しい情報や支援・施設に行きつくまでに時間がかかったり、その時の対応の役所関係者の知識等レベルに左右されていると感じてました。
参加者の中に福祉テラスの構想にそのような支援が欲しいですし、あったらとてもありがたいです。ニーズがあると思います。

●今回は具体的な話が多くて良かったと思います。

●今回は、前半は年金など、知りたいところの話になったなぁと思います。いつものような、体験、情緒的な話にならなかったのは、よかったのかなぁ…と思いました。こんな会もありか。

●今回は皆様の聴きたいことを聴けた感じでとても良かったです。

2回目です。将来的な費用について気になっていましたが、将来がどうなるか分からないですが、そこまで構える必要は無さそうな気がしたので安心できた気がします。
動向がどうなるか分からないですし、情報を探るよう努めようかと思います。

●今日参加して、この場のあり方にいろいろあると思うのですが(しかも大変だと思うのですが…)
もう少し具体的なテーマが設定されていると参加しやすいかなと思いました。
例えば、「実際的なことを知りたい」→詳しい人を呼ぶ、「座談会」→話し合うテーマを設定、など…それぞれ違う会や団体があるかもしれないのですが。
少しずつこの場の雰囲気も分かってきてみなさんのあたたかさを感じつつ…
テーマがあると私自身はもう少し参加を続けやすいかと思いました。
みなさんが求められてるものはそれぞれちがうと思いますが。


↑この意見、2次会中に運営陣でコッソリ検討しました。率直なご意見、感謝です。

「毎回の例会に特定のテーマを設けるべきではないか」という意見は、きょうだい会の活動の中で時々出てくる意見です。
ただ、京都きょうだい会では、最初からテーマを決めてしまうと発言内容が制限されてしまい、参加者が話したいことを自由に話し合うことができなくなると考えています。
また、決められたテーマに即して話すことのできない方が、会に参加しにくくなってしまうという声もあります。

話したいテーマを持っておられる場合は、例会最初の自己紹介の時に伝えてもらい、参加者同士で共有できるといいなと思います。

一方で、最初からテーマのある集まりについては、きょうだい会が不定期で開催している勉強会(専門家をお招きする形式)か、他団体が主催している集まりの情報共有によって補うことができればと考えています。
ただ、前者についてですが、勉強会を行う場合、専門家への依頼・日程調整から始まり、専門家との事前打ち合わせ、会場手配、資料準備、参加者の確保、そのための広報、赤字にしないための調整…などなど、定例会の準備以上に時間と精神的な労力を必要とするため、残念ながら頻繁に企画することはできません。
(そのため、後者の他団体の情報共有も重要になります)

あと、宿泊にはなりますが、毎年9月の「京都でてこいランド1泊2日交流会」2日目のディスカッションでは、テーマを設けています。


京都きょうだい会の運営陣が無理なく続けることのできる範囲で、参加者のニーズに応えていきつつ、協力者ももっと増えるといいなと思います。


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次回京都きょうだい会の集まりは、来年114日(土)の新年会です。
例会は、311日(土)に開催されます。
お申込みお待ちしています!
詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。
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