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2020年9月30日水曜日

9月12日(土)京都きょうだい会例会のご報告

参加者 計11名
性別:男性7名、女性4名
年代: 20代1名、30代3名、40代3名、50代2名、60代1名、70代1名
居住:京都4名、大阪4名、滋賀1名、石川2名
参加回数: 2回以上11名(オンライン含む)
きょうだいの他、親・サポーターの立場の方も参加されました。
参加者の家族の障がい種別は、知的障害・精神障害・発達障害・身体障害の方まで広範囲でした。


京都、大阪、滋賀、石川(!?)より11名の参加(内3名はオンライン参加!)で無事終了しました。
今回は初参加の方がおられなかったので、「対面」+「オンライン」の例会を試験的に実施しました。オンラインの提案及び参加の呼び掛け、機械の持参の上、設定をして頂いたKさん、ありがとうございました。
コロナウイルスの為、参加出来ない方も多いので、「対面」+「オンライン」の例会を今後も試行していけたらと思いました。  担当(う)


きょうだい支援は奥が深い

上がっていた話題で興味深かったのは、「きょうだいは、みんなが同じように切実な思いをしている人ばかりでは無い。きょうだい支援を考えるにあたっては、そのことも分かっておくべきだ。」という発言でした。

同じきょうだいの立場でも、介助の度合いや家族の環境などにより、思いは決して一様ではないはずです。多様であって当然ですが、私も一時期、そのことに気づけず、「同じきょうだいの立場なら、感じていることも同じはずなのに・・・」という思い込みにとらわれ、モヤモヤすることが続いていたことがあります。

きょうだいの中には、幸いにもつらい体験をせずに今まで来た人や、気づかないうちに困難なことを乗り越えて来た人もいるでしょう。一方、今後、思いもよらない場面に直面し、支援を求める時期が来るかもしれません。きょうだいが向き合っている世界には共通性と多様性があり、変化もして行く・・・。そのことを見ておかないと、本当のきょうだい支援は出来ないのではないか。きょうだいの支援は奥が深いなと改めて思いました。

家族支援への理解を望みたい

「相談機関や行政の対応には格差がある」「家族の立場が理解されていない」という話題でも何人かの人が共通の体験をしていて、共感し合いました。「ていねいな相談対応」や「家族への理解」を望むとともに、我々利用者の側も、制度の知識や情報を取り入れて準備しておく大切さを感じました。  担当(い)

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~参加者の感想(アンケートより抜粋)から~

●本日はありがとうございました。今回参加させていただき、親亡き後に妻が障がいのある弟と一緒に暮らしてくれるかを、きちんと話をしたことがなかったことに気づきました。毎回、気づきを得られるこの場は大変貴重だと思います。

●2回目の参加で、前回よりは緊張せず参加できました。一人一人違う悩みや思いをもっていて、自分自身におきかえて考えることもでき、毎回すごく勉強になります。きょうだいの、何となくある「生きづらさ」と言うのを感じさせない社会作りに少しでも力になりたいと感じました。

●参加された方の話から、きょうだいや家族に対して何ら負担(不安や不満)を感じて無いことを聞く事ことが出来たのが新鮮でした。この話から、自身が体験したことを基準にして無意識に決めつけてはならないと改めて考えました。

●久しぶりに参加させて頂きました。京都のきょうだいを中心として何らかの形で支援したいと思っていましたので、今日は役目なしで、ゆっくり拝聴しました。Zoomとのコラボでしたが、zoomの課題も少し見え改善されれば利用価値があるようにも思いました。ただ、通信のタイミングやスピーカーの問題もあり、ハイブリッドはなかなか難しいかもしれません。Zoomは同時のタイミングで話すと、全く聞こえなくなるので、相互の会話に少しテクニックが必要なのかもしれません。


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語られる話題は、その時の参加メンバーによって異なります。
お時間のある時に、過去のブログもご覧いただけますと幸いです。
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京都きょうだい会 今後の予定
2020年11月14日(土) 京都きょうだい会 例会

詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。