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2020年12月6日日曜日

11月14日(土)京都きょうだい会例会のご報告

参加者 計11名(オンライン含む)

性別:男性4名、女性7
年代: 201名、302名、405名、501名、601名、701
居住:京都5名、大阪3名、和歌山1名、東京2名(リアル7名 オンライン4名)
参加回数: 初めての方2名 2回以上9

今回は全員、きょうだいの立場の方ばかりでした。
家族の障がい種別は、知的障害・精神障害・発達障害でした。


今回も「対面」+オンラインの「ハイブリッド」な形式を実施しました。Wi-Fiの状況の弱さや機材の調子になかなかスムーズには行かなかった所も有り、今回もKさんにはご苦労掛けましたが、初参加の「きょうだい」の方と遠方からのオンライン参加の「きょうだい」が紹介し会える事は、今までに無かった素晴らしい体験でした。久しぶりの参加の方、遠方でなかなか会えなかった方、初参加の方が一同に会えた、いい場になりました。皆さん、ご苦労様でした。
担当(う)


例会では次のような話題が出ていました。

初めて参加した気持ちは?

・きょうだいの不機嫌な言動に家族がふりまわされて来た。親亡き後を控え、不安も感じている。当事者の会への参加を今まで思いつかなかったが、何か道が開けるのではないかと思った。

・参加する勇気がなかなか持てなかったが、結婚等今後迎える人生のターニングポイントを前にして、きょうだいとの今後の関わりに悩む部分がある。

結婚を前にして

「相手や相手の親族の理解が得られるだろうか?」という不安が出されたところ、他の参加者から、「案外、問題なく進む例も多い。」「障がいのある本人の態度も含め、意外な展開で打ち解け合える場合もある。」「結婚がすべてでは無いことも忘れてはならない。」等の経験談やアドバイスが出された。

これまでの経験談の紹介

・自分の場合、障がいのあるきょうだいのこと以上に、親の生活力の方が大きな課題だった。

   ・キーパーソンの母が倒れたあと、障がいのあるきょうだいのことは父の手に負えなくなり、遠距離にいた自分が急いで解決策を探さなければならなかった経験がある。

・きょうだいという「ハンディある立場」をどう納得すればいいのか、自身を納得させるまでに随分遠回りをした。

   ・きょうだい会の進め方のスタイルを見つけるまでに、長い時間がかかった。

この他、久しぶりに会えた遠距離にいるきょうだいに、気軽にリモートで近況等を聞くことが出来、時間や距離が一気に縮まった気がしました。

例会を終えて、それぞれのふりかえりがあったと思います。

参加者の感想を頂いていますので、以下紹介します。

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~参加者の感想(アンケートより抜粋)から~


初めて参加させていただきました。家庭と職場以外で、もっと人と話してみたい、居場所が欲しいという思いで参加しました。ふだん、職場などでは自分の家族のことを話すと、「重すぎる」感じで互いに気を使ってしまうので、今回は包みかくさず話すことができ、スッキリしました。今まで不思議と、当事者会や家族会、きょうだい会というものを思いつかず、存在を知ることができませんでした。新しい世界が開けた気持ちです。


本日はありがとうございました。これまで兄のことを、これほどお話ししたことはなく、じっくり聞いて頂けたこと、かけて頂いたお言葉がとても温かく、本当に嬉しかったです。みな様の貴重なお話を聞くことができ、大変勉強になりました。ありがとうございました。


久しぶりに参加しました。ZOOM含め、顔を合わせて話ができたり、話が聴けて良かったです。インターネットで距離に関係なく参加できるのは、ありがたいと思います。


久しぶりに参加しました。また参加します。ありがとうございました。

 

コロナ禍の中でも、初参加者の姿が見られることに感動します。「例会の会場まで少し遠いが、この日なら時間の都合がつくから参加した。人生の今の時期に、他のきょうだいに会いに行って気持ちを整理してみたい。」という声をよく耳にします。それだけ、語れる場や聴ける場、考える場を求めているきょうだいが多いということなのだと思います。
(担当 い)


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語られる話題は、その時の参加メンバーによって異なります。

お時間のある時に、過去のブログもご覧いただけますと幸いです。

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