“でてこいランド一泊交流会”大阪で再開 ‼
主催 でてこいランドin大阪実行委員会
(関西地域のきょうだいの会)
20年間、一泊交流会を続けて来た京都府京丹波町の宿泊施設「でてこいランド」が3年前に閉館になり、残念ながら中止にしていましたが、この度、大阪市内JR天王寺駅すぐのところに和風モダンの素敵な旅館が見つかり、再開にこぎつけました。
参加者は、北海道、福岡、東京、神奈川、石川、兵庫、大阪、京都から宿泊・日帰り含む計26名(内初参加15名)でした。 これまでつながりの無かったきょうだいの方々、親や支援者の立場の方々、障がいのあるきょうだいや家族連れでの参加があり、にぎやかな集いになりました。 広い吹き抜けの食堂で、持ち込みの弁当や飲み物を囲んで、前置きなくきょうだいの話が出来る時間を持つことが出来ました。
きょうだい支援にようやく光があてられる時代になって来たものの、きょうだいの会の存在はまだまだ周知されていないのが実情で、誰でも気軽に参加出来る場を作る活動の必要性は大きく、今後のつながりを作れたことは、大きな意義があると思います。 初めての参加者の中から、全国きょうだいの会へ入会した人や伊丹きょうだい会につながりが出来た人もおられました。
また、支援者の方による障がい者支援に関する中央の動きの情報や、親の立場からの広い視野に立ったお話しなどを聞く機会が得られ、大いに力をもらうことが出来ました。
初めて利用する旅館ということもあり、いろいろと主催者側に余裕が無くて、行き届かない部分もあったかと思いますが、どうかお許し下さい。 何より今後も続けて利用できる見通しが持てたことは、励みになりました。 これからも、関西から呼びかけをして行きたいと思いますのでよろしくお願いします。
なお、参加して頂いた皆さんから、多くの感想やメッセージが届いていますので、紹介しておきます。
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・「でてこいランドin大阪」に参加させて頂き、まことにありがとうございました。 2月25日、26日はほんとうに楽しかったです。 天王寺の葆光荘、いごこちが良かったです。 心と心がつながって話せることの幸せ! 関西のパワー、すごかったです。
・久しぶりの「でてこいランド」はとても楽しかったです。 時間を気にせずに対面でのフリートークができるのは「宿泊交流会」ならではの良さですね。 普段の生活では世間のしがらみに囚われてしまうことが多く、なかなか自分の本音を言葉にすることが難しいですが、「私の人生のあれこれ」を語っても・・・真剣に耳を傾けてくれるきょうだい達(仲間)の存在に感謝です。 元気をたくさんもらいました。
・出てこいランドではフリータイムを長めにとって頂いたことで、初対面の方とも楽しい話から深い話まででき、リラックスして過ごすことが出来ました。 私は子供時代や思春期を楽しんで過ごすことが出来ず、それが大人になっても影響し、いつも不安で人の目を気にしながら過ごしていました。 同胞のケア、家族との関係にも悩み、周囲に相談しても共感を得られることはなかったのですが、きょうだい同士という共通点から、多くを話さずとも分かり合えるのが心地良く感じます。 これまでの悩みがすっかり解決したわけではありませんが、一歩ずつ前進しつつある自分を感じています。 いつもありがとうございます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・初めて参加させて頂きましたが、みなさん暖かく迎えて下さったので、自分が思っていることを素直に話すことができました。 それから、親やきょうだいが高齢になってきたのが悩みだったのですが、全国きょうだいの会の中にある「高齢きょうだい支援検討会」のことをお話して頂き、ぜひ参加してみたいと思いました。 幼少期、青年期、壮年期とそれぞれの時期で悩みがあると思いますので、グループに分かれて話す場があっても良いかなぁと思いました。
・初参加で、夕食持ち込みは高校の飯ごう炊爨以来で、最初はイメージがわきませんでしたが、旅館HPで持ち物は簡単な着替え程度で済むとわかりましたので安心しました。 交流会はわいわい進みましたが,障害者福祉や社協の現状や他会例会の状況など,もっと聴きたいことがあったのに、自分が動かなかったのは反省すべきことですね。 でも初参加で初対面の人ばかりだったので仕方ないかとも考えています。 それと既婚者が多くて羨ましかった。 業務上結婚が必ずしも幸せではないことはわかっているのですが・・・。
・境遇は違えども、人生の中で「きょうだい」としての役割や生きる難しさを味わった方々とお会いできて、お酒を交えながらゆっくり時間を共に過ごせた事は、予想以上に感動し励みになりました。
・同じ立場、でも様々な場所に住んでいる皆さんとリアルで語り合えたのは本当に貴重な機会でした。 そして、やはりきょうだいの悩みには共通点が多いと改めて感じました。 そんなきょうだいには「仲間」の存在が不可欠だと実感しています。
・今回、親の立場で参加させて頂きました。 仕事上、障がい者ファミリー、特に親御さんとは多くお話をさせて頂く機会が多くきょうだいに対する課題にも日々向き合っております。 感じるのは、このような会にも、親の立場で参加出来る、参加しても良いよ、と言うような風土が出来れば、もっと自然とご家族の中でも情報共有が出来て、きょうだいも親も障がいのご本人も幸せになるのでは無いかなと強く感じました!
館内食堂の様子