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2017年7月27日木曜日

7月22日(土)しろくま会カフェ(20~30歳代のきょうだい会)の報告

参加者の構成(計8名)
性別:男性2名、女性6
年代:204名、304(うち学生は4名)
居住:京都4名、滋賀2名、大阪1名、石川1
参加回数:(しろくま会に)初めて3名、2回以上5
※きょうだい会そのものに初めて参加された方は1名でした。

今回は、「チャイナカフェ柳華」というお店を利用させて頂きました。
スイーツプレートと中国茶のセット、目も舌も喜んでいました。



目の前で花が咲きました。




スイーツは3種類も選べました。


*** 

最初は、3名と4名に分かれてフリートーク。
1時間ほど経った後は7名で、その後もう一人の方が来られて、8名全員でトークしました。


今回は、こんな話題が挙がっていました↓


◆きょうだいの進路

進路に関する話題は、きょうだい会あるあるです。
でも語られ方には、様々な切り口があります。

今回は、心理や福祉系の進路を選ぶと、障害のある兄弟のことを意識して選んだと思われがちだが、実はきょうだい自身はそこまで意識していなかったりする場合がある、という話も出ていました。
周りが勝手に障害のある兄弟と絡めて、話を作り上げているように感じます。


◆きょうだい会が地元にある場合の参加希望の有無                        

京都だとカフェの数が多く、若者が集まるエリアも分散されており、知り合いに会う可能性は比較的低いと思われます。
一方、地域によっては若者が集まるエリアがある程度限られていて、外出先で知り合いと会う可能性もあるから、カフェでのきょうだい会には抵抗がある人も中にはいるのではないか、という話になりました。

また、地元では参加しにくいが、進学先や就職先が地元から離れている場合、きょうだい会に参加しやすいという方も中にはおられるのかなと思いました。
一方で、地元のきょうだい会の方が、地元ならではの役立つ情報が手に入ったり、人脈ができるケースもあり、善し悪しがあるかなと思います。


◆宗教

障害のある兄弟がいるという理由により、宗教に勧誘された経験があるが、勧誘した方も障害のある家族を持つ人だった、という話が出ていました。
また、自分の親が、障害のある兄弟のことがきっかけとなり、宗教を信仰していた時期があった、という話もありました。
(※宗教自体を否定している訳ではありません)


◆親なき後のきょうだいの関わり方

例えば、実家の財産等も知りたいが、親に面と向かって聞けない。
親には「心配しなくても大丈夫だから」と言われるが、何が大丈夫なのか分からない、といった、きょうだいから親へのアプローチの難しさについて共有されました。


◆相模原事件に関する報道

この事件の報道に関しては、親の声が比較的多く、きょうだいの声はほとんど報道されていないように感じる。
メディアがきょうだいの存在を想定していない。なぜ想定できないのだろうか。
あるいは、きょうだいがこの事件について語りにくい/語りたくないと感じているのだろうか、といった意見がありました。

大学講義での相模原事件の取り上げ方が不適切で傷つけられた、という話もありました。


・・・など、様々なテーマが語られました。


2次会は6名で、近くの居酒屋さんへ。
参加メンバーが、きょうだい会(セミナー等含む)への参加が3回目以上のメンバーばかりであったことと、きょうだいとしての差し迫った課題がなかったことから、きょうだいと無関係な話ばかりで盛り上がりました。

参加者の中には、きょうだいの「きょうだい」としての自分ではない部分(趣味や仕事など)に関心がある方もいたので、このゆる~い雰囲気はこれはこれでニーズがあったのかなと思いました(運営の自己満足かもしれませんが)。

2次会中、きょうだい関連で唯一出た話題が、子どもの頃に家族で海外旅行に行ったことがあるという参加者の話。
確か、普通に海外旅行の経験について話していた時に出た話題だったと思います
そこから、障害のある兄弟は飛行機に乗ることはできるか、という話などを少し共有しました。


以下、カフェの後に参加者の方に書いて頂いた感想です。


初めて参加して、やはり色々な立場の方がいらっしゃることが感じられて良かったです。
自分の袋小路になってた部分が、少し広がったような気がします。
特に、ずっと引っかかっていた大学講義について聞いてもらって、色々な意見をもらえたのは、客観視につながって良かったと思います。
自分だけで考えていると、につまってしまうなあと改めて感じます。

しろくま会、とても気になっていたので今日参加できてよかったです。
地元にこういう会があったら...という話で、思い返すと、なんで東京にいた時に"きょうだい会"にリーチしなかったかな...と不思議に思います。
たしかに、大阪という知らない土地だからこそ、話してみたい、聞いてみたいという気持ちになったのかなとふと思いました。

様々な立場の方のお話を聞くことができて、年齢も近かったので共感できるものも多く良かったです。
これからの自分のきょうだいや家族との向き合い方について、もう1度考えようと思いました。
ありがとうございます。

障がいのあるきょうだいの将来について親と話しをしにくい、できないという話から、相模原事件のことなど、話題がたくさんで整理がつかないでいます。
これまでの生活の中で障がいのあるきょうだいのことを疎ましく思うこともあったと思うので、事件で改めて、そういった気もちを自覚させられたり、罪悪感や衝撃を受けるだろうと思いました。

今日は重い話が多かったり、テーマをじっくり掘り下げることが多かったと思うのですが、(きょうだいとしての)私個人としてはやっぱりついていけないですね...ピンと来ないです。
みんな悩みすぎでは?と思ってしまう。
そんなに考えるのがめんどいです。笑
でも私の目的はいろんな人の話を聞くことなので、良い時間を過ごせたと思います。

親から、将来(親自身亡き後の話)の見通しとか、考えをうまくヒアリングしたいけど、うまくいかない...みたいな状況は、皆さんお持ちなんだと感じた。

自分の家族の状況と違う話がいろいろ聞けて良かったです。


※参加メンバーによって、話される話題や雰囲気が異なりますので、お時間ある時に過去のブログ記事も遡ってご覧頂けますと幸いです。

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京都きょうだい会 今後の予定
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826日(日)「きょうだい」のこと、いろいろ話してみよう@富山

詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。

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