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2025年8月6日水曜日

7月12日(土)京都きょうだい会例会のご報告

 参加者:計16名(対面)

 性 別:男性 6名、女性10名

 年代別:20代  3名、30代  1名、40代  2名、50代 4名、60代4名、70代 2名

 居住地:京都府11名、大阪府 2名、奈良県1名、滋賀県 1名、愛知県1名

 参加回数:初参加者 2名、2回以上 14名

 参加者の立場:きょうだい 12名、親 1名、支援者2人、研究者 1名

 障がい種別:知的障がい、身体障がい、発達障がい、精神障がい、難病など広範囲
      の家族や遺族、支援者、研究者の立場の方の参加がありました

            


例会会場がハートピア京都に変わって2回目。参加者は16名になりましたが、スペースに余裕があるので、安心して進行することが出来ました。

今回から、「例会でのエチケット」を説明する時間を設け、一人一人が気持ちよく参加出来るよう、当事者の会としての心構えを再確認し合いました。
ホワイトボードの活用もして、より当事者の会らしいものになるよう工夫を試みました。

初参加の若い2名の方の他、当会の初期にスタッフとして活躍されていた2名の方も久しぶりに顔を見せて下さり、話題が広がりました。お互い背景は違えど思い当たることは多く、きょうだいの直面している課題をざっくばらんに語り合える時間となりました。

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参加者から感想を頂いていますので、まずはその紹介から・・・

・初めてのきょうだい会でしたが、たくさん喋りすぎてしまったにもかかわらず、皆様
 があたたかく最後まで話を聞いて下さったことがとても嬉しかったです。自分の悩み
 について様々な立場の方から助言をいただくことができ、今の悩みの根源は何なの
 か,これから何をしていけば良いのかが明確になりました。
 また、これまではきょうだいの立場の人の話だけを聞いてきたのですが、今回初めて
 親としての立場の方の話を聞くことができ、自分とは異なる視点があることに気づく
 ことができました。家族全体で障害を持つ妹を支えていくために、自分の考えだけで
 なく家族それぞれの立場から物事を考えることが大切だと改めて実感しました。
 次回は宿泊行事になりますが、ぜひ例会にもまた参加させていただきたいです。貴重
 なお時間をありがとうございました。

・初参加でした。上手く話せないところもありましたが、長く参加されている方々が汲
 み取ってくださり大変有り難かったです。
 今まで誰にも言えなかったこともあってか、勝手に言葉がポロポロ出てくる場面もあ
 り、話しすぎたなぁと終わった後に反省したりもしました。
 初対面にも関わらず私の発言に対して真摯に考えて、話してくださって、ありがとう
 ございました。
 また参加します。二次会も楽しかったです!

・参加させていただくのは2回目でした。今回は、初参加の方の相談事に皆さんが親身
 になって話し合う時間が多く、すごくいい会だったなと感じました。特に、
きょうだ
 いという立場だけでなく親の立場も経験された方が何人かいらっしゃって、さまざま
 な視点から悩み事にアドバイスされていたのが印象的でした。前回も
お会いした方と
 より深い話をすることができて、継続して参加することの良さも感じられました。あ
 りがとうございました。

・若い世代の方も多く参加されていましたが、皆さん自身のきょうだいの障害をき
 っかけに、福祉や医療の仕事につかれたと話されていて素晴らしいと思いまし
 た。
 若い方の今の時代の感覚を知る事ができた良い機会になりました。

・先日はありがとうございました。今回も楽しく参加することができ、勉強になり
 ました。
 メリットとデメリットがあるとは思いますが、後半のフリートークよりも前半の
 自己紹介の方が長く、フリートークの時間が多い方がいろんな人が発言出来るの
 か
なぁと思いました。いろんな方法を試しながら新しい人も参加しやすい会にな
 ると良いなと思います。
 また必ず伺わせていただきます。ありがとうございました。 

・親の立場と、支援者・専門家の立場で毎回参加させて頂いております。
 京都のきょうだい会は、最近若い世代の方もご参加頂き、活発に意見交換や共感
 し合える場となり、とても良い流れだと感じます。
 きょうだいのお立場でありながら、ご自身のお子さんにも知的発達の障がいの悩
 みを抱く方々もご参加されていて、きょうだいだから、親だからではなく、今の
 社
会における共通の社会課題なのだなと認識させられました。

・例会ではいつもたくさんの気づきを得ていますが、今回は特に常連の方の「障が
 いを持つ妹を偏見の目で見る子供の事が苦手だった」という言葉が印象的でし
 た。
 実は私もそうだったのです。ジロジロ見る子供、それを注意しない世のお母さん
 に対しても怒りを感じていたほどです。
 きょうだい会に出会ったおかげで、固かった頭が柔らかくなり、私もようやく子
 供を可愛いと思えるようになりましたが、こんなことは誰に話しても共感され
 ないので例会ですら話せず、モヤモヤしていたところ、子供の頃の私の気持ちを
 代弁してもらったようでスッキリしました。
 例会で話してはいけない事は無い、何度も顔を合わせている常連さんの発言にも
 新鮮な驚きや気づきがある、これこそが例会の醍醐味だと改めて感じました。
 今回もありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

・愛知県の就労継続支援B型事業所で管理者・サービス管理責任者をしております
 菊池です。立場は支援者と成ります。今回、梅田さんからのお誘いで40年ぶりに
 参加
させて頂きました。
 例会に参加させて頂き、参加者が多い事、その参加者の5分の4が女性である事
 に、時代は変わったなと実感しました。40年前は参加者は8名程で女性の方は皆
 無でし
た。
 また介護論講座に始まり、医療問題連続講座、施設を通して地域を考える連続講
 座などの学習会を定期的に開催されていたのですが、諸事情で中断していた学
 習会を、学習の場として『施設を考える会』を発足させた事を懐かしく思い出し
 ました。そうそうたる講師をお招きし、例会後も含めて差別や偏見等について熱
 く
語り合った事を思い出します。
 京都「障害者」を持つ兄弟姉妹の会との出会いは、親の会には兄弟姉妹の視点が
 皆
無だったので、兄弟姉妹の気持ちを知りたいと強く感じたのが入会の動機で
 す。そこで兄弟姉妹が抱え持つ悩み、拒否、葛藤、受容を知りました。
 梅田さんが、「ひとくちに『障害者とその家族』と言っても抱える問題は違う。頼
 もしい相談相手になれるようにネットワークを充実させたい。障害者を取り巻く
 厳しい環境を少しでも変えたい。悩む人が駆け込む場を無くしてはいけない。息
 長く活動していきたい」と熱く語っていた事を鮮明に覚えています。今も取り巻
 く
環境は、潜在的には変わらないと感じていますが、選択肢が増えた事は良い事
 だと感じております。
 今回参加させて頂き、嬉しく感じた事が3点。
          1.今も悩む人が駆け込む場として、しっかりと会が機能している事。悩み
       を吐き出せる場、聴いて貰える場、体験が聴
ける場、同じ悩みを抱える
       仲間(同士)の場、居場所は大切です。例会後の飲み会もしっかりと例会
       以上に機能している様です(笑)
    2.新しい生活の場としてのグルー
プホームへの重要性の再認識。GHは是非
     とも3カ所程を体験されて決めて欲しいです。
    3.福祉現場で働かれている方が居る事。これが一番嬉しかったです。職場
     での
悩み等も例会で話され、聴いて貰えると良いなと感じました。
 今の職場は生活の場ではなく就労の場ですが、人生の一コマに関わる以上、これ
 からも悩んで悩んで個別支援計画を作成して行きます。
 これからも、会を必要とする人がいる限り、誰一人見捨てること無く、共に歩ん
 で行って下さい。貴会の益々のご発展を祈念いたします。最近、少し疲れ気味で
 し
たので参加させて頂き、皆さんのお話を聴かせて頂きとても良かったです。懐
 かしい面々にもお会い出来て、お陰様で凄く元気を頂きました。ありがとうござ
 いま
した。

・・・
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初期の頃の当会の活動の紹介も含め、多くの熱のこもった感想を寄せて頂き、ありがとうございました。
年齢層がかたよらず、広範囲な話題が出されました。
「きょうだいの障がいの受容」「親子関係・きょうだい同士の複雑な関係模様」「自身の子どもにも障がいがあると分かり、接し方に格闘する日々」「障がいのあるきょうだいとの向き合い方」などを巡り、抱えている思いが飾らない言葉で交わされ、共感の渦が沸き起こりました。

京都市でも昨年ケアラー支援条例が制定されました。当会も実施に取り組む推進協議会の参画団体となっており、ケアラーの課題を抱える一員として、きょうだいや障がい者家族ならではの発信をして行きたいと思っております。


2025年6月12日木曜日

5月10日(土)京都きょうだい会例会のご報告

 参加者:計18名(対面)

 性 別:男性 7名、女性11名

 年代別:20代  2名、30代  2名、40代  1名、50代 9名、60代 2名、70代 2名

 居住地:京都府13名、大阪府 2名、奈良県 2名、三重県 1名

 参加回数:初参加者 6名、2回以上 12名

 参加者の立場:きょうだい 14名、親 3名、研究者 1名

 障がい種別:知的障がい、身体障がい、発達障がい、精神障がい、難病など広範囲
      の家族や研究者の立場の方の参加がありました


今回から会場を中京区にある府立総合福祉会館「ハートピア京都」の会議室に場所を移すことになりました。

参加者は18名にふくらみましたが、以前の会場よりもスペースに余裕がある為、座席の確保で悩むことはありませんでした。初参加者の中には、きょうだいを含めた家族会を作りたいとの思いで三重県から泊りがけで来られたお母さん、きょうだい支援をテーマにした卒論を書きたいという学生さん、また人生経験を経た50代のきょうだいさんがたくさん来られ、話題は広がって、3時間はあっと言う間に過ぎました。そして終了後は、近くの居酒屋さんに半数を超える方々が参加。話題は深掘りされて行きました。

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 いつものように、参加者の感想から紹介します。

・新しい会場のハートピア京都になって初の開催でしたが、お部屋の18席が最後には満
 席になり、とても盛り上がったなと感じています。
 初参加の方や、学生さんも来られ、それぞれの立場での思いや、参加のきっかけを聞
 くことが出来て、とても良かったです。
 京都のきょうだい会は、きょうだい当事者だけでなく、親や、当事者家族では無い方
 が参加しても受け入れられる空気感があるので、良いなといつも思います!

・40年ぶりぐらいになりますか、例会会場が変わるという事が・・・。この事がもの
 すごく「新鮮」に感じました。京都市南部から街中に変わり、かなりアクセス
が良く
 なったとういう実感もあります。
 この間(40年の間)、ふぐ三昧の新年会会場の居酒屋さん、京都府丹波町の「京都
 でてこいランド」などが「無くなり」、不変と思っていた「喫茶みどり」の会
議室も
 使えないようになって、まさしく「時代は変わる」という事でしょうか。
 でも、種々の環境が変わろうとも、「きょうだい会」が必要とされている限り、「京都
 きょうだい会」は続くと思っております。皆さん、今後ともよろしくお願い
いたしま
 す。

・新しい場所での1回目で、きょうだいについての研究論文の協力依頼の方が2名もお
 られて時代は変わったなと感じました。
 10年前は全く、きょうだいについて語られる事はなかったのに・・・現実にきょうだ
 いでない方が、きょうだいについて研究されている、今後もこのような方が増
えてい
 けば、きょうだいが抱えている問題にもクローズアップしていただけると期待してい
 ます。

・初めて参加させて頂きました。不安や緊張もありましたが、一人一人話す時間があ
 り、自分のことを話すことが出来ました。このような機会に参加することが初め
てだ
 ったので、色んなきょうだいの方の、話を聞くことができて初めて知ることや、勉強
 になることが多くありました。多世代の方がいらっしゃって、それぞれの
立場の方の
 意見を聞くことができて、とても良い機会になりました。

・いろいろな立場の方がいて、立場によって違う思いや考えを知ることが出来て良かっ
 たです。
将来に向けても考えていかなければ、とも強く思ったので、また参加させて 
 もらい情報交換が出来れば嬉しいなと思います。
 また7月参加出来そうであれば連絡させて頂きます。今後ともよろしくお願い致しま
 す。

・大学の卒業研究の関係で、今回初めて参加させていただきました。今まで文章でしか
 触れてこなかった「きょうだいの方の複雑な想いや悩み」を初めて直接お聞き
して、
 本当に様々なことを考えさせられました。特に、同年代や女性の方のお話は、自分自
 身に照らし合わせて聞いていました。きょうだいの方だけでなく、障害
を持った方の
 保護者など、多様な方々が足を運んでいることを知り、貴重な経験になりました。あ
 りがとうございました。

・例会の中で、社会のサービスとの繋がりは消さない方がいいと言われたのを聞いて、
 むしろ授産園に通わせるのが大変なら辞めさそうと考えていたので、なるほど
そう
 かと思い、改めて参加してよかったなと思いました。
 自分の聞きたかった事は、後見人をつけるタイミングや、あるいは、両親とも無くな
 ってきょうだい自分だけになるまで、後見人をつけないでいるにはどうすれば
いい
 か、などの内容だったのですが、それが良いのか良くないのかもわからず、また初参
 加で緊張していることもあり、話せませんでした。今後も参加させていた
だくとし
 て、このような事をお聞きしていいものでしょうか?
 また、大阪の会や、ダウン症の会なるものがあると聞いて、そちらも参加してみたい
 と思っています。ま
た参加できる月に参加希望のメールを出したいと思っておりま
 す。今後ともよろしくお願いいたします。

・例会ではきょうだいは結婚するのは厳しいと言いました。ただ、厳しいかどうかは世
 代や地域、人によって違うかもしれません。きょうだいでつらい気持ちを相談した異
 性の人と結婚した人、軽度の精神障がいを患いながら彼女と同棲している人はいま
 す。皆さんはあきらめずに恋愛、結婚にチャレンジしてください。

・新しい会場は明るく、皆さんの顔がよく見える設定になっており、話しやすい雰囲気
 で良かったと思います。
 とはいえ、人前で話すというのは勇気のいることで、特に初参加の人はずっと緊張さ
 れていた事でしょう。そこへ常連の参加者が長く話し、少人数だけがわかる話でヒー
 トアップしてしまうと、話には入れない多くの人が消化不良のような状況になりかね
 ないと思います。
 私自身はその様に感じたものの、あの場では言い出せませんでした。勇気を出して参
 加してくださった初参加の方は特にスッキリして帰ってもらいたいと思うので、例会
 開始前にファシリテーターの方から、皆さんが話したい事を話せる様に時間配分に配
 慮するようアナウンスしていただければ幸いです。


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自己紹介シートに沿って、自分のプロフィルや「聴きたい事、言いたい事」が自分の言葉で語られて行きました。
18人の参加者がいれば、18人のドラマがあり思いがある・・・。しかし人の語りを聞いているうち、きょうだいとしての共通性を感じる点がいくつか出て来て、自分のことも思わず語りたくなる・・・それこそが例会の大きな意義だと思います。

今回は、大別すれば
・きょうだい支援をテーマに卒論にまとめ、整理したい。
・30代に入った今、家族の中での自分の役割を考えている。
・子育ての時期が過ぎ、親亡き後を控えた今、他の人の経験談を聴きながら、自分
 の生き方を振り返り、また何を準備して行けば良いのか考えて行きたい。
・地元でもきょうだいも含めた家族会を作ることを切実に考えている。ノウハウを
 知りたくて三重県から泊りがけでかけつけた。
という声が出されていました。

特に今回は人生経験を経た50代の人が多く、結婚の壁や結婚観などが熱く語られていたのが印象的でした。

3時間の中ではとても時間が足りませんが、休憩時間の中でのひとときや打ち上げの二次会も貴重な時間になっているのではないかと思います。何日か経って感想文として書いて頂く事も、心の整理に役立てば幸いです。
感想の中に、「後見人を依頼するまでの考え方など質問してもいいのか」という声も出されていました。人数が多い中で声を出すことを躊躇されたと思いますが、遠慮しなくてもよい雰囲気作りや進行を考えることは、運営側としても課題だと振り返って思っているところです。
これまでよりも会場に若干スペースに余裕があるので、グループ分けも含めて参加者全員で模索して行きたいと思っております。

次回例会は、7月12日(土)午後6時から9時 「ハートピア京都」の3階第3会議室
になります。
















2025年3月31日月曜日

3月 8日(土)京都きょうだい会例会のご報告

 参加者:計15名(対面)

 性 別:男性 7名、女性 8名

 年代別:20代 1名、30代 2名、40代 5名、50代 5名、70代 2名

 居住地:京都府 7名、大阪府 4名、滋賀県 2名、鳥取県 1名、北海道 1名

 参加回数:初参加者 6名、2回以上 9名

 参加者の立場:きょうだい 13名、親 2名

 障がい種別:知的障がい、身体障がい、発達障がい、精神障がい、難病など広範囲の
       家族の方の参加がありました


 3月例会、無事終了!京都、大阪、滋賀、鳥取(❗️)、北海道(‼️)から15名が参加(内初参加6名)。終了後は「例によって」2次会にも13名(❗️)が参加、多いに盛り上がりました。
 ただ、もう40年以上、例会に使わせて頂いて来た「喫茶みどり 会議室」が、店主の事情で夜間利用出来無くなり、この日で最終となりました。次回5/10(土)からは、市内にある別の会場を利用して再スタートすることになります。

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参加者から感想を寄せられていますので、まずはその紹介から・・・

・先日はありがとうございました。
「どんなに努力しても褒めてもらえなかった」あるあるの発生現場に立ち会ったのが今回初めてで、話しやすい空気や距離感があってこそと思いました。京都きょうだい会の魅力かと!(大阪は単発参加者や人数の多さ、机で距離が離れていると反射的ツッコミが発生しづらいです。)
 また、改めてきょうだいとの関係、親との関係とは情や意地が混在する、ドライに切り離せないからしんどいもので、きょうだい会に来る人はそういうところが同志なんだなと思いました。過渡期的に切り離しに成功された方もいるし、本当にロールモデルと話ができるのは貴重です。ありがたい。
 大阪のきょうだい会で喫茶みどりの事を聞いており、勝手に永久開催地と思っていたので、節目の最終回に参加できて良かったです。とても素敵なお店でした。

・初参加が歴史ある喫茶みどりでの最終回ということで、立ち会わせて頂きありがたいなという気持ちになりました。
 各きょうだい会でそれぞれ「色」がありますが、京都きょうだい会は各方面の専門家の方が多数参加されており、「心強いな」という思いがしました。きょうだいが集まるとまず不安なこととして話題になる「親なき後」等についても、これだけの専門家が揃っていれば何らかの解決へのヒントを頂けるのではないか。そんなふうに思えるきょうだい会はすごく貴重だと思います。
 遠方住まいですが、またぜひ参加させて頂きたいと思います。

・いつもの場所で実施されるのが最後とのこと、記念すべき回に参加できて良かったです。京都ならではの雰囲気もありつつ、とても充実した時間を過ごすことができました。
 次回からは新しい場所に移られるとのことで、今後も楽しみにしております。

・今回は約4年ぶりに参加させて頂きました。きょうだいや家族に何か変化があっても無くても気軽に参加できるのが「きょうだい会」の良いところで、実家のような安心感があります。
 そんな第二の実家のような京都きょうだい会の会場として、長年親しまれてきた『喫茶みどり』の夜間営業が困難になったとのことで、同店での開催が今回限りとなってしまったのは誠に残念ですが、最後にこの会場で参加できたのは良かったです。
 次回からは新しい会場で、新たな「京都きょうだい会」が始まりますが、今後も機会をみて参加していきたいと思います。


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 みどりでの例会が最後とあって、なごりを惜しむ声を多く頂きました。この他にもきょうだいや親のレジリエンス(=回復力)を感じさせられる発言や、社会への問題提議、会のあり方に関する思いなどが尽きず、熱のこもった例会となりました。
 拾えた範囲ですが、いくつかの印象に残った発言も合わせて報告しておきます。

・大学院で学んでいるが、「きょうだいの結婚観」を修士論文のテーマにしようと思
 っている。結婚している人が多いのが意外だった。結婚している人に会えてよかっ
 た。

・子どもが出来たが同世代のママ友と話が合わず、自分がヤングケアラーだったこと
 に気づかされた
。これまでの人生を振り返り、今ようやく自分の人生と向き合おう
 としている。

・他の父親仲間とも話しているが、「思春期を迎えたきょうだい児がどう思っている
 の
か、父親としてどんな準備が必要なのか」を知りたいと思い、自分が代表して例
 会
に参加した。

・きょうだいだけで行政の窓口に行くと、「あんた誰?」との対応をされ、相手にさ
 れな
かった。ところが、親が亡くなると手のひらを返したように、きょうだいに役
 割を求めて来
る姿勢には疑問を感じている。

・当事者の会と言っても、きょうだいの思いを自由に出し合える場は少なく、自分に
とって貴重な場になって
いる。
 また、
親の立場の方も参加されているが、世代が近い人同士なので、構えなくても互いの立場に思いを寄せられる場となっている。

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きょうだいの体験や思いを中心に語り合う「きょうだい会」は、単にきょうだいのことにとどまらず、「障がい者問題」や「障がい者家族の問題」がいっぱい詰まっています。
5月から会場を新たにしますが、例会が息長く続けられるよう、皆さんのお力をお貸し頂ければと思います。

次回からの例会の場所と時間など、改めてお知らせしておきます。

5月10日(土) 午後6時~9時

「ハートピア京都」第一会議室(市営地下鉄「丸太町駅」上がってすぐ)

飲食持ち込み可 参加費500円

今後ともよろしくお願いします🙇











       





       










2025年2月3日月曜日

1月11日(土)京都きょうだい会例会のご報告

 参加者:計16名(対面)

 性 別:男性 7名、女性 9名

 年代別:30代 1名、40代 4名、50代 7名、60代 2名、70代 2名

 居住地:京都府 10名、大阪府 2名、滋賀県 2名、奈良県 1名、兵庫県 1名

 参加回数:初参加者 2名、2回以上14名

 参加者の立場:きょうだい 14名、親 2名

 障がい種別:知的障がい、身体障がい、発達障がい、精神障がい、難病など広範囲の
       家族の方の参加がありました

               

初参加者が2名、久しぶりという方、続けて参加されるようになった方も来られ、京都、大阪、兵庫、滋賀、奈良から計16名での例会となりました。

今回は例会を2時間で切り上げ、終了後は、近くの居酒屋で新年会を開きました。皆さん遠方からの参加にもかかわらず、遅くまできょうだい談義に花を咲かせることが出来ました。

最近の傾向ですが、「何年振りかで参加」という方々が徐々に増えています。いつでも話したくなったら戻って来れる・・・そんな場になっているかと思うと、続けて来て良かったとつくづく思います。

結婚で京都に来る前に、他府県できょうだい会をしていたという人も登場され、きょうだい会の進め方を考える時間も持てました。
昨年9月のでてこいランド一泊交流会で使用した「自己紹介シート」を例会でも使ってみました。自己紹介がしやすくなったようで、今後も項目を工夫しながら活用して行きたいと思いました。

例会後の新年会では、4~5人ごとのテーブルに分かれ、焼き鳥をつつきながら小グループでホンネの交流が深まっていました。

印象に残っている話題として・・・
新年会を控えて、全体で傾聴し合える時間があまり取れなかったのですが、「障がい程度は軽くても親亡き後の自立のかたちが見えにくい。家族の不安は親にもきょうだいにも違うかたちであり、あつれきがある。解決の道筋を家族だけで見つけることは難しい。」という話題に共感が集まっていました。専門職に就いている方からのアドバイスがあり、考える方向が見えたことも良かったです。

例会の大切さを毎回感じています・・・
きょうだいの体験や立場は1人では抱えられない重いものであり、1人だけで考えているだけでは見えて来ない。語り合える仲間と地道に言葉にして行くことから、ヒントが見えて来ることもある。例会は、他では得られない貴重な場であると改めて思います。

一層、当事者の会らしくして行きたい・・・
例会の中で、まだ溶け込めていない人をサポートして行くことの大切さ・・・常連さんの中にはそのことに気づく人も増えて来て、次第に当事者の会らしくなってきていることを嬉しく思っています。

・・・
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次に例会参加者から感想を頂いていますので、以下紹介しておきます。

・初めて参加させていただき、ありがとうございました。穏やかで落ち着いた場に、安
   心しました。なにか話そうとして、言葉がうまく出てこないことに気づきました。そ
 んな中でも、隣のとなりの初めて参加された方の相談を皆で受けとめる、その温かな
 やりとりを聞いていたら、「なにか」に向き合うことができるように思いました。
 (相談の手前の人でも大丈夫な集まり)きょうだい会を続けてくださって、有り難く
 思いました次第です。

・今回は2回目の参加でした。例会では将来の事で悩んでおられた方のお話を聞いて、
 相談支援職の方がアドバイスされたり励まされていたのが印象に残っています。1人
 で抱えこまず周囲にどんどん頼っていくべきだなと、聞いていた私自身も励まされま
 した。例会後の新年会も皆さんのきょうだいとのエピソードを聞かせて頂きとても楽
 しかったです。ありがとうございました。

・1.5年振りに参加させてもらいましたが、名札を付けて頂けるように過去にアンケー
 トで書いた事を実現してくれててありがたかったです。初参加、2回目等の方にお互
 い話しかけやすくなりました。定期的にアンケートの実施がありますとより一層良い
 会になるかと思いました。

・今回からの、自己紹介カードはとても良いなぁと思いました。今まで知らなかった参
 加されている方の事が知れたり、自己紹介で話しすぎて時間が長くなりすぎることも
 なく、話したい聞きたい事を聞く時間があり良かったです。色々と考えてくださりあ
 りがとうございます。

・親の立場で毎回参加させて頂いています。京都のきょうだい会の以前からの傾向で、
 結構初参加の方々がいらっしゃる。HPで『きょうだい会』で検索すると結構上の方に
 出てくるみたいですね。それで、最近の傾向は、続けて定期的に参加される方々も増
 えてきています。安心できて、楽しい場所として、より定着してきたなあ〜と感じま
 すね。

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次回も3月 8日(土)喫茶みどりで行いますが、時間帯が
午後5時~8時になります。
これまで午後6時から開始していましたが、店主が高齢になられた為、上記時間に変更することになりました。お間違えの無いように願います。