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2017年3月14日火曜日

3月11日(土)京都きょうだい会例会の報告

参加者の構成(計9名)
性別:男性4名、女性5
年代:201名(学生1名)、302名、404名、501名、601
居住:京都8名、滋賀1
参加回数:初めて1名、2回以上8




※書き手は定例会には参加できておらず、2次会で聞いた話を元にまとめています。
内容の偏りやニュアンスの違い等がありましたらすみません。


今回は、常連さんも、初参加の方も、約2年ぶりの方もおられました。
きょうだいの立場の方を中心に、親の立場の方も参加されていました。


初参加の方の「障害のある兄弟姉妹のこと、好きですか?嫌いですか?」というシンプルな質問から、話が広がりました。

障害特性が知的障害か統合失調症かによる体験の違い等も、話題に挙がりました。


あと、実家を出るかどうかの選択について。

あるきょうだいの方は、「親や障害のある兄弟姉妹のことが心配だから、いずれは実家に戻らないといけないという思いと、実家とは距離を置いて自分の生活を優先したいという思いの両方があって悩む」と話されました。

別のきょうだいの方は、「現在、実家と自宅を行き来しているが、距離が遠くてきつい。実家の家族に、自分が今住んでいる地域に引っ越してきてもらえれば楽になるかもしれないが、高齢になった親と兄弟が、住み慣れた地域から見ず知らずの土地に引っ越してきて新しい生活を築いていくことは難しいのではないかと思い、踏み込めない」といったお話をされていました。

他にも、様々な話題が挙がりました。


定例会の後、参加者4名と、会のスタッフ1名が合流し、5名で2次会へ。
日本酒片手に、明太子入り唐揚を頬張りながら、きょうだい会という場のイメージ等について話しました。

初参加の方が、「きょうだい会に参加しているということは、今は障害のある兄弟姉妹のことが嫌いでも向き合おうとされているから参加されるのだと思っていました」と話されるのを聞き、確かにそういう動機の方もおられるかもしれないな、とは思いました。

ただ、「障害者がいない家族内のきょうだい関係だと、きょうだい同士が仲良くても仲悪くても受け入れてもらえるのに、そこに“障害”が加わった途端、きょうだい同士で仲良くすることを親や社会が強要しているように感じることがある。きょうだい会は、着飾った自分ではなく、ありのままの自分を受け入れてもらえるところがいい」という人もおられるかなと思います。

きょうだい会の参加動機は、人それぞれでいいですよね。
向き合いたい、現状を変えたい、という人も、
変化は求めておらず、ありのままの自分を受け入れて欲しい、という人も、
どちらの立場も尊重できる会であればと思います。


一方で、別のきょうだいの方が、「自分は障害のある兄弟姉妹との関係は良好で、どちらかというと親との関係で悩んできた。そのため、きょうだい会に初めて参加した時は、参加者たちの“障害のある兄弟姉妹が嫌い”というオーラがつらかった」という話も出ていました。

その方が、それでもきょうだい会に継続的に参加されている理由のひとつに、2回目の参加で自分と共通点のある人と知り合うことができたから、と話されているのを聞くと、参加者どうしの巡り合わせって大切だなと改めて感じました。

参加者の構成は、運営サイドではコントロールできないので、難しい問題ですが・・・。


以下、定例会終了後に参加者の方に書いていただいた感想です。


<初めて参加された方>

初めてでしたが話を振っていただいて発言できてよかったです。
ビールも飲めて、2次会もあるようで楽しく参加できました。

※喫茶みどりでの定例会中、一部の参加者の方はビールを飲みます。
(珈琲・紅茶辺りを頼んでいる人の方が多いですが)
夜ごはんを食べることもできます。

2回以上参加されている方>

・親のストレスのはけ口にされているので、レスパイトケア・親との関わり方について話したいと思いました。
・いろんな考え方があり、皆さんのお話を聞く事によって大変勉強になりますし、モヤっとしてる心の落としどころが見つかりました。

きょうだいの好き嫌い、先天と後天での違いがあると気づいた。
親はきょうだいに、「あなたは自由に好きに生きなさい」というが、きょうだいにとって、逆にプレッシャーになる可能性もあると感じた。
このあたりの親としてのきょうだいさんとの距離感も、とても繊細でむずかしい。
親はきょうだいにも幸せになって欲しいと必ず思っている。
テーマとしてはすごく深いが、一番の理想はもっと「ふつう」に捉える社会の実現かな…。

障害の種別が異なっていても、共通する悩みや思いが結構あり、それらを聴けて、今回も気持ちが少し楽になれました。
自分のきょうだいのことをオープンに話せる場所はなかなかないので、きょうだい会には今後も参加していきたいと思います。

きょうだいを尊敬すると云う方がいらして、ちょっとホッとしました。
又、傾聴が中心の中、障害者差別について言及し、前向きな意見が出たことは、私もそう思っているので、うれしく思いました。

2年ぶりに参加しました。(1年ぶりかと思ってました)
前回と同じく、「何を話そうか…何を考えたいんだろう…」と思いながら来ましたが、来てみたら話が広がり、来てよかったなぁと今回も思いました。
この会はずっとあってほしい場です!
セミナー等の開催がされたりと、広がりがあるようで、とても嬉しいです!

なかなか定例会に参加できないので、参加できて良かったです。
ざっくばらんにお互いの状況が話ができるのがありがたいです。


★★★

次回京都きょうだい会の定例会は、5月13日(土)18時からです。
しろくま会(20~30代のきょうだい会)の集まりは、3月20日(月・祝)14時からです。
お申込みお待ちしています!
詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。

★★★

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