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2017年3月4日土曜日

京都きょうだい会 2016年度の活動報告

京都きょうだい会副会長の糸井さんが、全国きょうだいの会の会報誌に寄稿された2016年度の活動報告に関する文章をご紹介します。
(都合上、一部加筆しています)

3月11日(土)に今年度最後の定例会が開催されます。
皆様のご参加をお待ちしています^^


【会の進め方、少しづつ見直しています】

京都では、2ケ月に1回のペースで例会を開いています。若い世代だけで集まる「しろくま会」は不定期で開催、毎年9月には全国に呼び掛けて1泊交流会を開いています。

今年度もこのペースで取り組んで来ましたが、会の運営上、再考しなければならない点がいくつか出て来た為、定着しているメンバーでスタッフ会議を持ち、課題を共有して見直しを行いました。

見直したことのひとつは会費の徴収です。これまでは年会費3,000円を集めていたのですが、徴収は思うように行かず、また毎回参加される方ばかりではないので、1回ごとに500円を徴収することに改めました。例会については、今後につなげる為に、あいまいにしていた事務的なことをきちんとすることにしました。参加者名簿をきちんと把握し、感想文も求めることにしました。感想文はとても大切で、フリートークの場では出てこなかった思いが凝縮されており、会の進め方にもとても参考になるからです。そして進行についてですが、近年ホームページを見ての初参加の方が増えています。その分、話の中身も濃くなって来ました。自分自身の進路や結婚のこと、障がいのあるきょうだいの今後のこと、親との関係での悩みなど深刻な話題も出て来ますが、遠慮して発言を控える人も中には出てきます。聞き役でも全然かまわないのですが、なるべく多くの人の声が引き出せるように、司会者任せにせず、気がついたことは他のスタッフも進行をサポートするよう心がけました。

以上のような取り組みの他、今年度は例会とは別にテーマを設けた学習会を試みました。関心の深いテーマである遺伝に関する勉強会を8月に行い、広く関西圏からの参加者がありました。講師には、病院で遺伝相談の業務をされている先生をお迎えし、熱心な質疑応答が展開されて、きょうだい会らしい勉強会になりました。今後もこのような企画を考えて行きたいと思います。

このところ、しろくま会に参加した人が、例会にも参加して来るという流れが出て来ています。子どもきょうだい会にも何人かのスタッフが関わっており、異なる世代がつながって行くのではないかという期待が持てます。京都きょうだい会・しろくま会のチラシも2~3年使えるものに作り直しました。A4版の裏表1枚もので、若い人のセンスが生きた見栄えのするものに仕上がりました。関係機関に配っています。

今年のでてこいランドは、相模原事件の直後でもあり、全体トークの時間の持ち方をどのようにすればよいか考え込みましたが、事件の分科会といつものきょうだい体験を語る分科会に分けたことで、どちらも深い話し合いの場が持てました。

その他、各スタッフが思い思いの役割を引き受けて、会を発展させることが出来たように思います。関西圏の各きょうだい会の例会にも可能な限り出席したり、大阪きょうだい会の主催によるセミナーに協力して、交流を深めました。講師派遣も、依頼があれば可能な限り答えて行きました。ホームページの充実にも努めています。

きょうだい会を継続できるものにして行くこと、それには若い人のゆるやかな発想が欠かせません。運営のことをみんなで考え、その中で自分の役割を見つけることが、会の活性化につながるのではないかと思っています。


≪2016年度の活動≫ ※しろくま会以外

5月14日 例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり
7月 9日 例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり             
8月28日 遺伝に関する勉強会 @キャンパスプラザ京都
9月10日  例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり    
9月17~18日 一泊交流会(相模原事件を考える・フリートーク)@京都でてこいランド                     
10月10日  スタッフ会議 @喫茶みどり                      
11月12日  例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり
 1月14日  新年会 @いろはかるた
 3月11日  例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり

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