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2018年9月2日日曜日

8月26日(日)しろくま会(20~30代のきょうだい会)カフェの報告


参加者の構成(計17名)
性別:男性5名、女性12
年代:208名(うち学生5名)、307名、402
居住:京都9名、滋賀3名、兵庫2名、大阪・岡山・石川各1
参加回数:初めて11名、2回以上6

※きょうだい会自体が初参加の方は9名おられました。

しろくま会開催史上最大の人数になりました。
きょうだい会の参加経験が多い方に場を回して頂くことを事前にお願いし、そのご協力のおかげで何とか無事に終えることができました(ありがとうございました!)

今回は、saredoかふぇ(されどかふぇ)さんを利用させて頂きました。




1つのテーブルに56名、3つのテーブルに分かれました。
1時間毎に2回席替えし、計3時間ほど、様々な話題で盛り上がっていたようです。

終了後の2次会(夜ごはん)には、10名の方にご参加頂きました。


参加者の方に書いて頂いた感想を、【きょうだい会に2回以上参加されたことがある方】【きょうだい会自体が初参加の方】に分けて掲載させて頂きます。
一部、運営者からのコメントも入れています。


【きょうだい会に2回以上参加されたことがある方】

・兄弟によっては、親に対して言いたい事を言えていないと初めて気付かされました。
・行政の問題も多いと再認識しました。

自分の両親の体調のことが不安になった。

途中から障害を負った場合、兄弟姉妹が幻聴等の影響で性格が変わってしまった、こわい、という話が印象的でした。
今まで普通のきょうだいとしての体験がある分、変化のショックが大きいように思いました。

きょうだいの将来のことを、ばく然としか考えられていない点はあったので、他のきょうだいの方々がそれぞれ形や想いは違えど考えを持っておられることに感心をしました。
言葉を話せないハンディキャップを持つ方々のコミュニケーション手段は、あまり今、大きく広まっていないのが現状ではあるけれど、お互いの想いが伝わっていけたら、変化もあることもあるので、今仕事で行っている活動をより続けていこうと思えました。

(しろくま会に)初めて参加させてもらいましたが、話し易い雰囲気で良かったです。
きょうだいと筆談でやり取りするのは非常に参考になりました(試してみたいと思います)。

・親との関係性や、自分では意識せずにつらいと感じてたことなど、気づいたり話し合ったりするきっかけになり良かった。
・トピックについて、障害の内容とかよりも、それに対してどう向き合っているか、感じることは何かなどにした方が、みんなが参加しやすいので(障害の程度によって差が大きいので)ある程度トピックのガイドがあった方がいいと思う。

運営者コメント:
ご意見ありがとうございました。初めて参加される方の中には、今まで自分の気持ちを封じ込めすぎたあまりに、きょうだい(参加者)自身について語ることが苦手な方がいらっしゃる場合もあります。障害のある兄弟姉妹についてお話頂くことで語ることに慣れられ、そこからご自身の話が展開されていく場合もあります。
あと、障害のある兄弟姉妹についてお聞かせいただくことで、きょうだい(参加者)の背景が比較的共有されやすくなり、その後の参加者の発言の意図も伝わりやすくなるかなと考えています。ケースバイケースにはなりますが。。

もちろん、そのことで参加しにくいと思われているのでしたら本末転倒ですので、トピックガイドがあるといいかもしれませんね。
ただ、運営の経験上、トピックを予め決めてしまうと、今度はそのトピックで話せない方が参加しにくくなるという状況になることも想定されます。ここで書ける内容には限りがありますので、機会があれば、もう少し具体的にお聞かせ頂けると嬉しいです。運営の参考にさせて頂きたいです。


【きょうだい会自体が初参加の方】

今回、初参加しました。
今まで、こういった会に参加したことがなく、勉強になる事ばかりでした。
私の兄が成人になって障害(知的)と分かったので、障害のことが全く分からなく、知らない事も多いので、会に参加することで、新しい発見がたくさんありました。

参加前は緊張しましたが、話しやすい雰囲気で気持ちを吐き出せたり、相談をすることができました。
一人で思いつめていた気持ちが少しほぐれました。
状況は一人一人異なりますが、きょうだいのことで悩んでいる方々の話を聞いたり、逆に聞いてもらい救われた気がします。
このような場がもっと沢山できればいいと思いました。
主催者の方々、本当にありがとうございました。

初参加なので、参加前はとても緊張したけれど、障害者の兄弟を持ってる人たちと話す機会は初めてだったので参加してよかったと思いました。
不安の解決は難しいけれど、話しただけでも楽になれました。
同じように障害のある兄弟を持つ人たちだけど、兄弟への対応や周りへのカミングアウトが全く違っていて、そういった考え方、方法もあるんだなと参考になりました。

初参加で緊張しながら来させて頂きました。
なごやかな雰囲気でお話させてもらい緊張しいの私もお話でき、うれしかったです。
話をきいていて、「うん。うん。わかる。」とうなづけることが多く、みんな悩みはもっているのだとわかり、良い機会になりました。
私はきょうだいの話を家族以外に話すことはほとんどないので、こういった会があり悩みを話せて少し楽になりました。
つたない私の話をきいて頂きうれしかったです。
ありがとうございました。

初回の参加で来る前は緊張していましたが、とても話しやすい雰囲気でした。
それぞれの方が色々な環境や自分の思いがあり、私も自分のことを話すことができました。
また機会があれば、参加したいと思います。
普段なかなか「わかる」と共感してもらえないことを共感してもらえる場というのは、私にとってとてもありがたいものでした。

皆さんそれぞれ兄弟さんも違い、年齢も違っていましたが、たくさんのお話ができ、共感できたり盛り上がることもあり、大変楽しく過ごさせていただきました。
皆さんのお話も参考になりましたし、自分も考えさせられることがたくさんありました。
参加でき良かったと思います。

初めて参加しました。
生活の背景や兄弟の障害も全然違うけれど、きょうだいあるあるや思いを聞くことができて、こんな考え方もあるんだなと思いました。
また、次回も参加したいです。

・初参加でしたが、他のきょうだいの方々の話を聞き、自分の人生について再度考える機会になりました。
・お名前を覚えるのが大変だったので、ネームプレートがあると便利かもと思いました。

運営者コメント:
ご意見ありがとうございました。ネームプレートに関しては、自分の名前を知られることに抵抗があられる方も中にはおられるため、実施することは難しそうです。でもこれだけ人数が多い回だと、名前が覚えられなくて戸惑われましたよね。人数が少ない時もあるのですが・・・。

・とても楽しかったです。参加して良かったです。
・いろいろな方のお話を聞けてよかったですが、もしそれぞれに人数が集まっていたら、「知的」「身体」…など大きくわけて(1回目とか)話してもいいかもしれません。
・カミングアウトに関するお話を聞けて良かったです。
・まるで境遇の違う方もいれば、私がずっと思っていることをおっしゃっている人もいてとても楽しかったです。

運営者コメント:
ご意見ありがとうございました。障害種別毎にグループを分けることもできればとは思うのですが、事前申込のメールでお伝え頂ける情報量が人によってばらつきがあることと、障害種別だけでは単純に分けられないケース(例えば、重度の身体障害と知的障害の両方ある人のごきょうだいが、介助に伴う体力的な負担に悩んでおられるのか、言語のコミュニケーションが取りづらいことに悩んでおられるのか、はたまた別のことで悩んでおられるのか、事前申込の内容だけでは分かりにくいケース)等もあるため、現状では厳しそうです。
しかし、グループ分けできそうな状況に恵まれましたら、実施を検討したいと思います。

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話される話題は、その時の参加メンバーによって異なります。
お時間のある時に、過去のブログもご覧頂けますと幸いです。


前々回(211日)のしろくま会の様子を、京都新聞に取り上げて頂きました。

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京都きょうだい会・しろくま会 今後の予定

989日(土日)京都でてこいランド12日交流会
1110日(土)京都きょうだい会 例会

詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。
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