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2017年9月13日水曜日

7月2日(日)第2回障害児者のきょうだいセミナー@大阪のアンケート

セミナー終了後のアンケートには、計68名の方にご協力いただきました。
ありがとうございました。

分量が多いため、全てをご紹介することは難しいのですが、一部ご紹介させて頂きます。


<講演会に関する感想・意見>

松本さんの実体験、支援活動のエピソードを話していただき参考になりました。自身のきょうだい会にも還元していきたいと思います。また過去の自分を振り返るいい機会になりました。【20代男性きょうだい】

講演を聞いて、きょうだいが抱えている思い、悩みは本当に様々だなと感じました。
また、親からの「あなただけが頼りなのよ」とか「あなたは何も気にしなくていいからね」という一言には、親としては何気なく言った言葉だとしても、言われたきょうだいにとっては救いにもプレッシャーにもなるセリフだと思いました。実際に、自分も何かのタイミングで時々親から言われているので、とても共感しました。【20代女性きょうだい】

きょうだいとしての葛藤や苦悩など、今すでに忘れてしまっている感覚をいくつか思い出すきっかけになりました。今は乗りこえられた壁もありますが、苦しんでいた当時に何か頼る場所、想いをはき出す場所があったら、また違っていたかもしれないと感じました。
また、この講演聴講者に親の立場が多いことに嬉しく思いました。【20代女性きょうだい】

私は小学校の頃、地元のきょうだい会に参加しており、大学生になったらきょうだい会に参加しようとずっと思っていました。
しかし、いざ参加しようと思って申し込むと、当日に行くのがしんどくなってきてしまい、行けない…というのを4年間繰り返してきてしまいました。今やっと、自分のしんどさに向き合うことができてきて、今回参加することができました。
松本さんのお話をきいて、自分がこういうことに悩んできたのかも等色んな気づきを得ることができました。【20代女性きょうだい】

講師松本理沙さんのご自身の体験を交えたお話。分かりやすく、私自身と同じだと痛感しながら、聞かせていただきました。未だに友人へのカミングアウトの時期など、ゆれ動いています。【50代女性きょうだい】

「障害児者のきょうだいが持つ体験や思い」と題された講演は、何回聞いてもわかりやすいお話だと思いました。とりわけ、先日、保護者会でお話をした時、(障害のある兄弟姉妹がいて)「良かったことは何か?」と聞かれて言葉に詰まった経験から、P21の「誰もが肯定的に思えるわけではないし、思えなくてもきょうだいは何も悪くない。」というので救われました。【60代女性きょうだい】

きょうだいの話は、姉や妹、兄と弟の立場、異性の場合でもそれぞれ違うなと思いました。皆さんそれぞれ、親からのプレッシャーだったり、しんどい思いも聞いて、考える場となりました。自分と向き合う機会になり、よかったです。【40代女性きょうだい・母親】

とても分かりやすく、実生活ですぐに生かせる内容でありがたかったなぁと思いました。親としては、どの子も大切なのに変わりはないけれど、あらためて、きょうだいちゃんを大事にしてあげたいなあと。意識を3割増しぐらいにして接していくことが丁度良いくらいなのかしらと思います。その子どもの性分や気質を見極めて、より良い対応をしてやりたいと思いますが、これがまたなかなか難しいものです・・・。【40代母親】

きょうだいの立場から、実体験を交え、バランスよく構成されたお話を伺えたと思います。私自身が同じ障害を持つ子の親御さんに体験をお話したことがあり、当事者の立場から話すことの難しさ(何をどうどれ位伝える?)に悩んだものですが、松本さんもお仕事をされながら色々考え、こうした活動を続けておられるかと思っています。「伝え続ける」ということにはエネルギーが必要です。今日、講演を聞かれた方々から、また新たな伝わりやつながりが広がることを願ってやみません。そして、親の立場から、私も松本さんから伺った話をより良い形で伝えていけたらと考えています。ありがとうございました。【40代母親】

兄弟姉妹が思う気持ちと保護者が思う気持ちには、少し違いがあるのだとよくわかりました。良かれと思って声かけした事でも、本人の負担になっている事があるのだと知りました。これから、言葉を選んで接していく事も考えなければと思っています。【50代母親】

貴重なお話をありがとうございました。
“きょうだいの多様性”というところですごく考えさえられました。「きょうだいにとっての家族」がどういったものなのか、そこには障害のある家族がいるということが関係して、定義されることもあるかと思いますが、最終的には、父・母・子という制度の中での人と人(個人同士)の関係や関係のもち方を考えていく必要があるのかなと思いました。【20代女性支援者】


<分散会に関する感想・意見>

同世代のきょうだいさんの話を聞けて、自分と同じ考えが多く安心しました。20代でも先のことはまだ分からず、「なるようになる」と思っている方が多かったです。30代後半になると、自分の生活や家庭の考えなければならなくなり、少し焦りや不安が出てくるのかなぁと感じました。今後のため準備していけるよう制度やサービスについて知っていきたいと思いました。【20代女性きょうだい】

母が亡くなった後の悩みの大部分は、今まで以上に同世代には相談できなくなりました。その中で、こういう機会で様々な方と話せる時間は、私にとってとても大切なものとなっています。
毎回初対面の方とでも、とても満足度の高い内容となるこのような分科会は、これからも続けてほしいと思います。【20代女性きょうだい】

私は親から「気にせず自由に生きたら良い」と言われてきました。しかし、実際のところ、親亡き後が心配で…
もやもやしているより、どのような制度があるのか等自分なりに知りたく来ました。あらゆる立場の方々のご意見や司法書士さんのお話が聞け、とても貴重な場でありがとうございました。【20代女性きょうだい】

ポジティブは内容もありながらもネガティブな現状が多いと思った。自分自身、きょうだいの立場であるが、さほど辛い体験をしてこなかったので、違和感も覚えるし、大げさじゃないか、とも感じた。他のきょうだいの話を聞くほど、自分の感覚との乖離を感じた。【20代女性きょうだい】

似たような立場の方、似ているようで違う立場の方といろいろお話できて、貴重な機会となりました。ありがとうございました。ネガティブともとれる内容のことを話されている方もいる中で、自分にそこが今の時点であまりないというのがどういうことなのか、抑圧しているのか、それとも本当にないのかじっくり考えていきたいと感じました。今のところ“抑えている抑えている”と言われると“そんなことない”と反発したくなる自分がいます…【20代男性きょうだい】

皆様の貴重なお話を聞かせていただき、今まで向き合わずに来た今後、今までについて親と話をしてみようと思いました。年齢に関わらず、皆様、きょうだいの影響を受けていらっしゃるし、がまんされたり、できる限りと思って関わっていらっしゃるものの「少しずつ無理なく、自分が選んで」きょうだいと関わるのでいいのだと思った。【30代女性きょうだい】

発言の中で「親は敵でもあった」というものがあり、以前勤めていた時、利用者家族とのことを思い出しました。きょうだいと親はやはり考え方が違う、ということの表れであり、家族も変わっていく必要はあるな、と改めて思いました。【30代男性きょうだい】

本当に色々な意見があり、ためになりました。理想と現実・・・親の思いをどう自分のより納得のいく形にしていくか、きょうだい本人の幸せも。課題は山積みですが、とても良い話し合いができました。「いやでも、何かしら動かねば、何も始まらない。」という言葉が印象的でした。【40代女性きょうだい】

親との向き合い方で、いろいろな意見が聞けて良かったです。自分の生活、人生とどうおり合わせていくか、悩みが深かったですが、みなさんも同じように悩んでいて、私一人ではないと、心が少し軽くなりました。初対面でしたが、気軽に話すことができ、きょうだい会の良さを実感しました。また、参加したいです。【50代女性きょうだい】

親の立場から様々なご意見伺えてとても参考になりました。どんなにがんばっても、親の私はきょうだいにはなれません。なれませんが、「きょうだい」という枠に勝手にこどもをはめこみすぎず、なおかつ、必要なことを手配(準備)してあげたいといつも思っています。最後はやっぱり涙出ちゃいました。まだまだ色々あるでしょうから、家族や仲間とがんばりたいです!本日はありがとうございました。【40代母親】

様々な立場・年齢の方々と、意見交換できて良かったです。(定年後の障がい者の居場所がなく、きょうだいさんが困っていることなど)きょうだいさんの悩みを知ることで、親の考え方も変わると思います。障がいを持っている子供はなるべく、どんどん地域社会に出ていき、知ってもらい、地域の中で居場所を作るべきだと改めて感じました。【40代父親】

素直な気持ちをそれぞれ発しておられてとてもすばらしい場だなと感心しました。「ケアラー」という言葉も初めて知りました。ありがとうございます。【40代女性支援者】


以上です。


取り上げて欲しいテーマ・企画についてのご要望に対しても、様々なご意見を頂きました。今後の参考にさせて頂きます。


ご協力ありがとうございました!

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