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2017年5月18日木曜日

5月13日(土)京都きょうだい会例会の報告

参加者の構成(計15名)
性別:男性5名、女性10
年代:202名(うち学生1名)、305名、404名、502名、602
居住:京都9名、大阪4名、滋賀2
参加回数:初めて7名、2回以上8

※きょうだい会自体に初参加の方は5名。
4歳の子どもさんと一緒に参加された方もおられました。




今更ですが・・・

ブログを更新している理由(の一部)は、会への参加を迷っておられるきょうだいの人たちに会の様子を知ってもらい、参加するかどうかの判断材料にしてもらうことや、会に参加したくても参加することができないきょうだいに対し、自分と似た体験や思いを持っている方がいることを知ってもらい、安心してもらうことにあります。

そのような事情から、ブログでは、例会やカフェでのフリートークから出てきたきょうだいの率直な思いをまとめているのですが、内容によっては親御さんの思いと相容れず、親御さんがきょうだいをきょうだい会に参加させないケースもあると聞いたことがあります。

そのため、何をどこまで書くべきなのか・・・すごく悩んでいます。
今回の例会では、親に関する話が多かったため、上記のことがいつも以上に不安でもあります。
ブログの内容について、様々な立場の方からご意見頂けますと幸いです。


***

例会の大まかな流れは、こんな感じでした。

運営者たちと複数回参加されている方の簡単な自己紹介(一人12分程度)
初参加者の自己紹介(京都きょうだい会を知ったきっかけや今回の参加理由などもお尋ねし、長めに時間を取りました)
フリートーク
休憩(隣近所の人たちと少人数のフリートーク)
フリートーク(前半のフリートークでお話を聞けなかった方を中心に)
インフォメーション(関西圏のきょうだい会や講演・イベント情報などの共有)
アンケート(参加した感想を書いて頂きました)


参加者(きょうだい)の兄弟姉妹の障害特性は、
・知的障害
・ダウン症
・自閉症
・統合失調症
・強迫性障害
・未診断(精神科受診済)
・後天性反射てんかん・・・と、様々でした。


初参加の方7名の背景をざっくりまとめると、こんな感じでした。

10代の時に両親が離婚してから40年ほど、母親と二人でずっと兄弟をみてきた。兄弟は福祉サービスを受けたことがない(本人が福祉サービスを拒否するため)。
・実家と10年ほど連絡を取っていない。状況が変わっていなければ、実家で父親と障害のある兄弟が2人で住んでいるはず、とのこと。
・両親が障害のある兄弟のことで喧嘩ばかりしている。自身は学生で、卒業後、実家を出て一人暮らしをするか悩んでいる。
・実家で両親と暮らしている兄弟がひきこもりで、精神科を受診するも診断がつかなかった。兄弟は向精神薬を服用中。自身は実家を出ており、結婚して、子どもがいる。
・現在、一人暮らしが難しい状況のため、両親・障害のある兄弟とともに実家で暮らしている。
・高校まで母子家庭。養父が心理学や特別支援教育に詳しかったことをきっかけに、多方面で活動してきた。自身は結婚している。
・母親が亡くなってから、自身が兄弟の母親代わり。父親が兄弟の障害に無理解。父親は祖父(父親からみて親)の介護をしている。


***

例会では、こんな話題が挙がっていました。


◆きょうだいの進路

・進路を決める時期、親に「支援学校の先生になったらいいんじゃない?」と勧められた。
・子どもの頃、親の友人から「お姉ちゃんの将来の夢は看護師さんかな?」と断定的に言われた。
・教育系の大学に進学したため、特別支援学校の教員になることを期待されたが、希望していた進路は別にあった。

など、きょうだいであることを理由に進路のイメージを勝手に作られていることが話題になりました。


また、職業選択の際、障害のある兄弟がいるためにできなかったことができる仕事に就いた(海外に行けなかったので、海外出張がある仕事を選んだ)、という話も出ていました。


◆きょうだいのメンタルバランス

今回の例会では、過去にうつ病の経験があると話される方が多めでした。
きょうだいは、自分自身を優先することができない・優先する方法が分からないという方が多く、自分の中につらさやしんどさを抱え込みやすい傾向にあると言えるかもしれません。

きょうだい会が、抱え込んできた気持ちを安心して吐き出せる場になっているといいのですが・・・。


◆その他、家族に関する体験談
(※順不同。一つ一つが独立した体験談としてお読み下さい。)

・子どもの頃、兄弟が障害を理由に就学拒否を受けた時に「もう一緒にいなくていいんだ」と思い、吹っ切れた。自分のことに打ち込むことができた。

・自身の結婚式の際、親から「兄弟は列席させなくてよい」と言われた。親戚がいなかったため、仲良くしていた方に親族席に座ってもらいサポートを受けることで、兄弟にも列席してもらうことができた。

・母親の葬儀には出ていない。父親と接触したくないため、母親の死後の諸々の手続は弁護士を通して行っている。

・両親が、障害のある兄弟のことで頻繁に喧嘩している。主に、「父親が兄弟のことを全然みていない」という母親の怒りが発端であるが、母親が思うより、父親は兄弟のことを考えている。

・父親から、「親は先に死ぬから逃げることができる」と言われた。親としての自覚のなさが悲しい。兄弟に対しては愛情があるが、父親のことは親だと思えない。

・親に、「自分が亡くなった後のことは考えているか?」と尋ねたら、「何も考えてないよ」という答えが返ってきて、不安になった。

・親から、「(兄弟のことは)運命だから、諦めて受け入れて」と言われた。

・きょうだいの立場の方も登壇されていた親なき後のシンポジウムに親と一緒に参加したが、その後、親から「あなたにはあんなに苦労かけてないでしょう」と言われた。親にきょうだいの気持ちを理解してもらうのは難しいことだと改めて実感した。

・独身の時、親から「結婚しないの?」とさらっと聞かれたが、きょうだいの結婚はそんな簡単なものではない、と心の中で反発していた。

・自分の夫や子どもを優先したい。自分以上に子どもが何より大切な存在。自分は家族に関するストレスが発端となり持病を抱えることになったが、家族のことも含めて全て受け入れてくれた夫には感謝している。夫は自分で選んで結婚を決めたし、子どもは自分が責任を持って出産したけれど、実家の家族は自分で選んでいないし、兄弟のことを自分が出産したわけでもない。それなのに、どうしてこんなに責任を負わされないといけないのか、という気持ちになる。


・・・などなど、きょうだいとしての様々な体験や思いが共有されました。


(※きょうだい会の集まりの雰囲気は参加メンバーによって大きく変わりますので、お時間のある時に過去の報告ブログ等も遡ってご覧頂けますと幸いです)


例会後は、すっかり定例化してきた(?)居酒屋での2次会へ。
8名の方が参加されました。


***

以下、参加者の方に書いて頂いた感想です。
参加者の具体的なお名前が書かれていた箇所は空欄にしています。


<きょうだい会自体に初参加の方>

来てよかった!
自分の抱えている気持ちを言えて、あたたかく進行してくれたマツモトさん、ありがとうございます。皆さんありがとう。
メールアドレスに連絡頂いたらうれしいです。
皆さんの話きけてよかった。
また皆さんとお会いできますように。

想像していたよりもざっくばらんで、参加者の方が最初から「胸襟を開いて話したい」という気持ちで臨んでおられることが感じられ、とても居心地が良かったです。
話の内容も一般論ではなく、渦中にいる者として、非常に現実的でした。
このような場に参加できたことに感謝致します。
皆さんがうなずきながら話を聞いて下さって、心の重荷がほんの少し取り除かれたように感じました。

〇〇さんの進路の話や、〇〇さんの兄弟がつぶれてしまう話は、共感できました。
又、機会があれば、制度(行政)の問題点などを聞きたいと思いました。
次回も参加したいと思いますので、よろしくお願い致します。

様々な立場の方の意見を聞くことができて、大変今後の人生の考え方の参考になりました。
自分の話がまとまっておらず、何を話しているのか途中で混乱しました…すみません!
色々なきょうだい支援のアプローチがあることが感じられました。

いろいろな方のお話をきかせてもらってよかったです。
また都合がついたら、おじゃましたいと思います。
その時はよろしくお願いします。
ありがとうございました。


2回以上参加されている方>

親との距離のとり方はほんとうに難しいです。
きょうだい児の問題は、親との関係の問題が大部分という気がします。
一緒に暮らす、離れて暮らすがもっと自由に選択できるといいのに、と思っています。
あと、きょうだい児はメンタルの調子を崩す人が多いというのもうなづけます。

親との縁をすっぱり切れることができるとのこと、びっくりしました。
世の中には沢山あることだと思いますが、その原因が障害者のことだとしたら少し悲しいかも?

みなさんのご経験をきかせて頂いて、決断・行動にただただ圧倒されました。

いろいろな家族背景を持ったきょうだいがおられるのだなと改めて分かりました。
「選択肢の無いことの苦しさ」という言葉が心に残りました。

きょうだいが抱える悩みや思い、自分の気持ちへの折り合いのつけ方など、多くの気づきを今回も頂くことができました。
これからもまた参加し続けていきたいと思います。

立場が違っても共感できるところがとても多く、話が聞けて良かったです。
ありがとうございました。


★★★

京都きょうだい会・しろくま会(2030代のきょうだい会)今後の予定

7月 2日(日)1317時 障害児者のきょうだいセミナー@大阪
7月 8日(土)1821時 京都きょうだい会例会
7月22日(土)1417時 しろくま会カフェ
9月 2日(土)1821時 京都きょうだい会例会
99~10日(土日)京都でてこいランド12日交流会

詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。

★★★


2017年5月13日土曜日

4月29日(土)20~30代のきょうだいの集まり@愛知の報告

参加者の構成(計9名)
性別:男性1名、女性8
年代:201名、308
居住:東京4名、京都・滋賀・静岡・広島・宮崎 各1
参加回数:(2030代の集まりに)初めて3名、2回以上6


42930日の全国きょうだいの会全国総会@愛知が開催される前の時間帯に開催しました。
主催は、「しろくま会」(京都の2030代のきょうだい会)と「ファーストペンギンの会」(東京の2030代のきょうだい会)です。
参加者はそのまま全国総会に参加される方が多かったため、全国各地から集まりました。

前回(20169月)と同じ、大府公民館3階の和室で開催しました。


***

参加者(きょうだい)の背景は様々でした。

母親を早くに亡くされ、高校生の時期(あるいは20代前半)から母親役割を担ってこられた方。
親の介護は別のきょうだい担当で、障害のある兄弟のサポートは自分担当、と家庭内で役割分担されている方。
実家の両親に兄弟のサポートを全面的に任せていて、親が倒れた時どうなるのだろうかと、将来に漠然と不安を感じている方。

きょうだい関係に揺らぎがあり、今は積極的に兄弟の世話をしたいと考え、実行されている方。
親なき後に兄弟と縁を切るために、水面下で準備を進めている方。

などなど・・・。


いとこの立場の方も参加されていました。
障害のある人(一人っ子)の父母・祖父母の方が亡くなられた後、いとこと伯母(今回の参加者から見て母親)が保護者の役割を担ってこられた方で、
インターネットで調べて、「きょうだい会」が自分と比較的近い感覚なのでは?と思われ、集まりに参加して下さいました。


いとこの方のお話を聴く中で、
親族が障害のある人の生活に関わることについて、その考え方に地域差があるのではないか?都心よりも地方の方が「保守的」で、親族でサポートすることを良しとする考え方がより強いのではないか?という話にもなりました。
全国各地から人が集まると、こういった話もできて新鮮です。


***

成人期のきょうだい会の中には、正式名称を「~~障害者とともに歩む兄弟姉妹の会」とする団体がいくつかあるのですが、この「ともに歩む」という言葉の解釈についても話題になりました。
全国きょうだいの会に関して言えば、元々、障害者の権利擁護の活動に重きを置いていた時代があったという歴史的背景等が名称の由来になっていると推測されるのですが、
実際の参加者が「ともに歩む」という言葉から連想されるきょうだい関係かと言われると、必ずしもそうではない、という実態があります。
(もちろん、「ともに歩む」という言葉のイメージ通りのきょうだい関係の方もおられます)

「団体名によって、参加すれば馴染んでもらえそうなきょうだいに対して壁ができているのでないか?」という意見や、
「家族と縁を切るタイプの人は、誰にも相談することなく着々と準備を進めるのではないか?そもそものターゲット層がそこにないのではないか?」という意見、
どのきょうだいでも、ある意味、“ともに歩んでいる”(きょうだいの生活に何らかの影響を及ぼしている)のだから、誰にでも当てはまるのではないか?」という意見なども出ました。

・・・全て参加者の想像上の意見ですので、正解はないのですが。

ふと、「しろくま会」という名前によって参加を渋っている方がおられたらどうしよう?と不安に駆られたりしました^^;


***

今回は、参加者の年齢層がいつもより高めで、唯一の20代の参加者も既に親なき後を経験されていたからか、20代の参加者が多い時とは雰囲気の異なる集まりになりました。

また、共通の話題がポンポン出てきてコンスタントに話が盛り上がるというよりは、
参加者のこれまでの体験や近況報告をじっくり傾聴するという雰囲気でした。
自分の体験とかけ離れていても、どこか通じるところがあって興味深いです。


***

個人的には、今回の集まりの中で、

「(障害のある兄弟について)兄弟とも認めたくないのか、兄弟とは認めるが距離を置きたいのか。どちらであるかによって、精神的に大きな差があるのではないか。」

「兄弟が好きというわけでも、兄弟に対する義務感があるというわけでもないので、逃げても良かったが、逃げたら後悔すると思った。」

といった語りが印象に残りました。
キレイごとだけでは済まないきょうだい関係について語れる場、これからも大切にしたいと思います。

全国きょうだいの会全国総会の報告は、また別の機会に・・・。


***

以下、参加者の方に書いていただいた感想です。
時間の都合上、当日に書いて頂くことができなかったため、後日お送り頂いた方のみの掲載になります。

今回は9名と少ないメンバーでしたが、良い話が出来たと思います。
きょうだいがいると自分の思いや意見より、周囲の反応を優先してしまうこと、
でも、それを続けることは、自分の本音と違うのでもやもやしてしまいます。
良いことも悪いことも、自分の思いの上で決定していく。そうすれば結果が悪くても、後悔は少ないのではという話は、今までの私の中にはない考え方だったのでとても良かったです。

いろんな話が聞けて、参加してよかったです。
私自身20代の頃が1番つらく大変だったけれど、それはそれできょうだいや家族、自分自身のことで悩み、考え、充実していたことを思い出し、実感しました。
若くして(幼い頃から)他の人が味わったり経験しなくてもすむことに直面している私たちきょうだいですが、きっと乗りこえていける、乗りこえてほしい、乗りこえていきたいと思います。
たとえ、親が高齢で亡くなったり、きょうだいの病気や障害が難しい状況でも「どう生きるか」を考えたいし、それを語れる共有できる場があることは、すばらしいと思います。

いつもありがとう!
きょうだい会に入ってもう7年目...
結婚した先輩、夫婦で出席している先輩に憧れてきたので、今回は、夫と参加できて夢(!?)がひとつかないました。
全国大会は4回目の参加です。
1年振りに全国のおなじみの(変わらない...!!)みなさんに会って話すと、1年前はちがった!!みたいな、自分の考え方、語り方の変化にふと気付いたりもします。


きょうだい会の集まりの雰囲気は参加メンバーによって大きく変わりますので、お時間のある時に過去の報告ブログ等も遡ってご覧頂けますと幸いです。


★★★
京都きょうだい会の次回例会は、513日(土)です。
72日(日)には、京都きょうだい会含む関西圏のきょうだい会が実行委員を務めるきょうだいセミナーが大阪で開催されます。
詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。
★★★


2017年3月25日土曜日

3月20日(月・祝)しろくま会カフェ(20~30歳代のきょうだい会)の報告

参加者の構成(計9名)
性別:男性3名、女性6
年代:205名(うち学生3名)、304
居住:京都4名、大阪2名、兵庫1名、滋賀1名、石川1
参加回数:初めて4名、2回以上5


今回は、しろくま会ではおなじみの「エクスクラメーション・フーズ」さんを利用させていただきました。



4名と5名の2グループに分かれてのフリートーク。
1時間毎に2回席替えしたので(計3時間)、全員とお話いただけたかなと思います^^


こんな話題が挙がっていました↓

・職場でのカミングアウト
・きょうだい数による経験の違い
2人きょうだいと4人きょうだいの参加者がおられました)
・実家を離れて、1人暮らしをするべきかどうか
・親との関係
・障害のある兄弟姉妹を受け入れた時期
・障害のある兄弟姉妹のキャラクター
・障害のある兄弟姉妹のストレス解消法
・(雑談で)学校の話、仕事の話、野球の話、など。

野球の話に関連して、関東の方で野球好きのきょうだいたちが集まって野球観戦しているグループもありますが、関西でもそういうゆる~い集まりがあってもいいかもしれないね、という話にもなりました。


2次会は、近くの居酒屋さんで開催。
8名の方が参加されました。


以下、参加者の方に書いて頂いた感想です。
                                                            
・きょうだい以外の話もできて楽しかったです。
・実家を出て、一人暮らしをしていますが、たまに実家の両親が出掛ける時に「妹とのお留守番」のために、実家に帰るようなことがあって、それを理由に友だちとの予定をことわるなど、なかなか事情を伝えるのはむずかしい、という話、共感してもらえる人がいて、どこも似てるのかなーと思いました。

思ったより皆の悩みなどがよくかぶるので驚きました。
話を聞いてて、きょうだい会の皆さんはきょうだいであっても割とそれぞれ自分の人生をしっかりと進まれてきたのだなと思いました。
すこし安心しました。
(私は弟をそっちのけで自分のやりたいことをやってきて、薄情なのかなと思ったこともあったので。)
また来れたら良いなと思います。

はじめての参加でしたが、話しやすい雰囲気を作ってくださり、いろいろ話したり、聞いたりすることができました。
なかなか普段自分のきょうだいについて深く話したり、似た境遇の方の話を聞いたりすることがなかったので、いい機会になりました。
家を出て、離れてからのきょうだいとの付き合い方、家を出るにあたっての気持ち等具体的に聞くことができたのが自分としては良かったです。

普段話しにくいと思っていたことも、よく似た境遇の人の集まりだと思うと素直に話すことができました。
また、兄弟についてのカミングアウトのタイミング等、色々な意見を聞けたことで、今後自分はこうしたらいいかなと新たな考えを持つことも出来ました。
初参加でしたが、参加してみてよかったです!!

先週例会に参加したばかりなので、兄弟について話したいことはそんなになかったのですが、同年代の人が兄弟についていろいろ考えていることを知れて刺激になりました。

中学校に支援学級があると聞いて、最近はそう変わってきているのかと感じた。
経済的なものとか、各家庭の事情はそれぞれだろうが、一度、実家を出てみると良いとより感じた。

2回目の参加だったので、前回よりもリラックスしてお話できました。
ありがとうございました。
職場の人へのカミングアウトやきょうだいの作業所でのみつぎものなど、共感できる話題、その他関係のないことまで、明るく話せてよかったです。


★★★
次回しろくま会は、ファーストペンギンの会(東京の20~30代のきょうだい会)と共催で、4月29日(土)に愛知で開催します。
また、京都きょうだい会の例会は5月13日(土)に開催予定です。

詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。
★★★

2017年3月14日火曜日

3月11日(土)京都きょうだい会例会の報告

参加者の構成(計9名)
性別:男性4名、女性5
年代:201名(学生1名)、302名、404名、501名、601
居住:京都8名、滋賀1
参加回数:初めて1名、2回以上8




※書き手は定例会には参加できておらず、2次会で聞いた話を元にまとめています。
内容の偏りやニュアンスの違い等がありましたらすみません。


今回は、常連さんも、初参加の方も、約2年ぶりの方もおられました。
きょうだいの立場の方を中心に、親の立場の方も参加されていました。


初参加の方の「障害のある兄弟姉妹のこと、好きですか?嫌いですか?」というシンプルな質問から、話が広がりました。

障害特性が知的障害か統合失調症かによる体験の違い等も、話題に挙がりました。


あと、実家を出るかどうかの選択について。

あるきょうだいの方は、「親や障害のある兄弟姉妹のことが心配だから、いずれは実家に戻らないといけないという思いと、実家とは距離を置いて自分の生活を優先したいという思いの両方があって悩む」と話されました。

別のきょうだいの方は、「現在、実家と自宅を行き来しているが、距離が遠くてきつい。実家の家族に、自分が今住んでいる地域に引っ越してきてもらえれば楽になるかもしれないが、高齢になった親と兄弟が、住み慣れた地域から見ず知らずの土地に引っ越してきて新しい生活を築いていくことは難しいのではないかと思い、踏み込めない」といったお話をされていました。

他にも、様々な話題が挙がりました。


定例会の後、参加者4名と、会のスタッフ1名が合流し、5名で2次会へ。
日本酒片手に、明太子入り唐揚を頬張りながら、きょうだい会という場のイメージ等について話しました。

初参加の方が、「きょうだい会に参加しているということは、今は障害のある兄弟姉妹のことが嫌いでも向き合おうとされているから参加されるのだと思っていました」と話されるのを聞き、確かにそういう動機の方もおられるかもしれないな、とは思いました。

ただ、「障害者がいない家族内のきょうだい関係だと、きょうだい同士が仲良くても仲悪くても受け入れてもらえるのに、そこに“障害”が加わった途端、きょうだい同士で仲良くすることを親や社会が強要しているように感じることがある。きょうだい会は、着飾った自分ではなく、ありのままの自分を受け入れてもらえるところがいい」という人もおられるかなと思います。

きょうだい会の参加動機は、人それぞれでいいですよね。
向き合いたい、現状を変えたい、という人も、
変化は求めておらず、ありのままの自分を受け入れて欲しい、という人も、
どちらの立場も尊重できる会であればと思います。


一方で、別のきょうだいの方が、「自分は障害のある兄弟姉妹との関係は良好で、どちらかというと親との関係で悩んできた。そのため、きょうだい会に初めて参加した時は、参加者たちの“障害のある兄弟姉妹が嫌い”というオーラがつらかった」という話も出ていました。

その方が、それでもきょうだい会に継続的に参加されている理由のひとつに、2回目の参加で自分と共通点のある人と知り合うことができたから、と話されているのを聞くと、参加者どうしの巡り合わせって大切だなと改めて感じました。

参加者の構成は、運営サイドではコントロールできないので、難しい問題ですが・・・。


以下、定例会終了後に参加者の方に書いていただいた感想です。


<初めて参加された方>

初めてでしたが話を振っていただいて発言できてよかったです。
ビールも飲めて、2次会もあるようで楽しく参加できました。

※喫茶みどりでの定例会中、一部の参加者の方はビールを飲みます。
(珈琲・紅茶辺りを頼んでいる人の方が多いですが)
夜ごはんを食べることもできます。

2回以上参加されている方>

・親のストレスのはけ口にされているので、レスパイトケア・親との関わり方について話したいと思いました。
・いろんな考え方があり、皆さんのお話を聞く事によって大変勉強になりますし、モヤっとしてる心の落としどころが見つかりました。

きょうだいの好き嫌い、先天と後天での違いがあると気づいた。
親はきょうだいに、「あなたは自由に好きに生きなさい」というが、きょうだいにとって、逆にプレッシャーになる可能性もあると感じた。
このあたりの親としてのきょうだいさんとの距離感も、とても繊細でむずかしい。
親はきょうだいにも幸せになって欲しいと必ず思っている。
テーマとしてはすごく深いが、一番の理想はもっと「ふつう」に捉える社会の実現かな…。

障害の種別が異なっていても、共通する悩みや思いが結構あり、それらを聴けて、今回も気持ちが少し楽になれました。
自分のきょうだいのことをオープンに話せる場所はなかなかないので、きょうだい会には今後も参加していきたいと思います。

きょうだいを尊敬すると云う方がいらして、ちょっとホッとしました。
又、傾聴が中心の中、障害者差別について言及し、前向きな意見が出たことは、私もそう思っているので、うれしく思いました。

2年ぶりに参加しました。(1年ぶりかと思ってました)
前回と同じく、「何を話そうか…何を考えたいんだろう…」と思いながら来ましたが、来てみたら話が広がり、来てよかったなぁと今回も思いました。
この会はずっとあってほしい場です!
セミナー等の開催がされたりと、広がりがあるようで、とても嬉しいです!

なかなか定例会に参加できないので、参加できて良かったです。
ざっくばらんにお互いの状況が話ができるのがありがたいです。


★★★

次回京都きょうだい会の定例会は、5月13日(土)18時からです。
しろくま会(20~30代のきょうだい会)の集まりは、3月20日(月・祝)14時からです。
お申込みお待ちしています!
詳細は、京都きょうだい会ホームページ「これからの予定」をご覧ください。

★★★

2017年3月4日土曜日

京都きょうだい会 2016年度の活動報告

京都きょうだい会副会長の糸井さんが、全国きょうだいの会の会報誌に寄稿された2016年度の活動報告に関する文章をご紹介します。
(都合上、一部加筆しています)

3月11日(土)に今年度最後の定例会が開催されます。
皆様のご参加をお待ちしています^^


【会の進め方、少しづつ見直しています】

京都では、2ケ月に1回のペースで例会を開いています。若い世代だけで集まる「しろくま会」は不定期で開催、毎年9月には全国に呼び掛けて1泊交流会を開いています。

今年度もこのペースで取り組んで来ましたが、会の運営上、再考しなければならない点がいくつか出て来た為、定着しているメンバーでスタッフ会議を持ち、課題を共有して見直しを行いました。

見直したことのひとつは会費の徴収です。これまでは年会費3,000円を集めていたのですが、徴収は思うように行かず、また毎回参加される方ばかりではないので、1回ごとに500円を徴収することに改めました。例会については、今後につなげる為に、あいまいにしていた事務的なことをきちんとすることにしました。参加者名簿をきちんと把握し、感想文も求めることにしました。感想文はとても大切で、フリートークの場では出てこなかった思いが凝縮されており、会の進め方にもとても参考になるからです。そして進行についてですが、近年ホームページを見ての初参加の方が増えています。その分、話の中身も濃くなって来ました。自分自身の進路や結婚のこと、障がいのあるきょうだいの今後のこと、親との関係での悩みなど深刻な話題も出て来ますが、遠慮して発言を控える人も中には出てきます。聞き役でも全然かまわないのですが、なるべく多くの人の声が引き出せるように、司会者任せにせず、気がついたことは他のスタッフも進行をサポートするよう心がけました。

以上のような取り組みの他、今年度は例会とは別にテーマを設けた学習会を試みました。関心の深いテーマである遺伝に関する勉強会を8月に行い、広く関西圏からの参加者がありました。講師には、病院で遺伝相談の業務をされている先生をお迎えし、熱心な質疑応答が展開されて、きょうだい会らしい勉強会になりました。今後もこのような企画を考えて行きたいと思います。

このところ、しろくま会に参加した人が、例会にも参加して来るという流れが出て来ています。子どもきょうだい会にも何人かのスタッフが関わっており、異なる世代がつながって行くのではないかという期待が持てます。京都きょうだい会・しろくま会のチラシも2~3年使えるものに作り直しました。A4版の裏表1枚もので、若い人のセンスが生きた見栄えのするものに仕上がりました。関係機関に配っています。

今年のでてこいランドは、相模原事件の直後でもあり、全体トークの時間の持ち方をどのようにすればよいか考え込みましたが、事件の分科会といつものきょうだい体験を語る分科会に分けたことで、どちらも深い話し合いの場が持てました。

その他、各スタッフが思い思いの役割を引き受けて、会を発展させることが出来たように思います。関西圏の各きょうだい会の例会にも可能な限り出席したり、大阪きょうだい会の主催によるセミナーに協力して、交流を深めました。講師派遣も、依頼があれば可能な限り答えて行きました。ホームページの充実にも努めています。

きょうだい会を継続できるものにして行くこと、それには若い人のゆるやかな発想が欠かせません。運営のことをみんなで考え、その中で自分の役割を見つけることが、会の活性化につながるのではないかと思っています。


≪2016年度の活動≫ ※しろくま会以外

5月14日 例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり
7月 9日 例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり             
8月28日 遺伝に関する勉強会 @キャンパスプラザ京都
9月10日  例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり    
9月17~18日 一泊交流会(相模原事件を考える・フリートーク)@京都でてこいランド                     
10月10日  スタッフ会議 @喫茶みどり                      
11月12日  例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり
 1月14日  新年会 @いろはかるた
 3月11日  例会(自己紹介・フリートーク)@喫茶みどり